トーナメント戦NEXTを制覇しRegina di WAVE挑戦権を勝ち獲った宮崎有妃。12月24日カルッツ川崎大会でRegina di WAVE王者・VENYへの挑戦を目前に控えた宮崎に話を聞いた。
――12.1新宿FACE、Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント「NEXT」で笹村あやめ選手(2AW所属)に勝利し、見事NEXT優勝を果たしました。勢いのある笹村選手を相手に左ひざを負傷しながらの勝利を振り返っていただけますか?
宮崎:変な言い方になっちゃうかもしれないけど、私が今までにみた男子レスラーの団体の中で唯一の女子選手というのは、ちやほやされて甘えた感じの選手が多かったんです。
でも笹村は可愛がられてはいるんですけど、それに全く甘んじない。男子選手のいいところを上手く盗んで勉強し、それを自分のものにする。全てプラスに変えている選手だと思っています。
だから、笹村の引き出しって実はめちゃくちゃ多いんじゃないかなと思って。
私も30年くらいプロレス業界にいますけど、初めて繰り出された技もたくさんあったし、 予想のつかないこともされました。
体の大きい選手に対しての攻略方法で、一点集中攻撃で狙ってくるのはさすがだと思ったけど、予想もできない動きをしてくるから防ぎようがない。
男子の選手は女子がやらない技の出し方をする。笹村はそういう戦い方を男子選手から学んでいるのだと思います。
本当にみんなに愛されていると感じますし、印象に残る選手だと思いました。
――今回、NEXTで笹村選手に勝利し、12月24日カルッツ川崎にて開催の「CARNIVAL WAVE~CHRISTMAS DELUXE~」でRegina di WAVE王者のVENY 選手に挑戦します。7月に行われた「CATCH THE WAVE 2023」トーナメント準決勝でVENY(当時は朱崇花)選手に敗れ決勝進出を逃しました。ある意味、雪辱戦になると思うのですが、この戦いに向けてはどうでしょうか。
宮崎:そうですね、VENYとのシングルマッチはずっとやりたかったし、また戦いたいといつも思っています。
やっと対戦したのが7.17後楽園大会。VENYは鋭い攻撃が多く、一発クリーンヒットするとダメージが大きい。
彼女の天才的な身体能力やプロレスのセンスは憧れます。「怖いものって存在するのかな?」というくらい尊敬する。
そのVENYがレジーナのベルトを持っているからこそ、私はその前に立ちたかった。