――今の勝俣選手が、昨年5月クリス・ブルックス戦に挑む前の勝俣選手に言葉を送るとしたら、どんな言葉を送りますか?
勝俣:「とにかく自分を信じてプロレスを楽しめ!」ですかね。
――あの頃は、プロレスを楽しめるかどうか、ちょうど狭間の時期でしたか?
勝俣:そうですね。コロナになって緊急事態宣言が明けた時期ですから。でも難しいですね、過去の自分に言葉を送るのは(苦笑)。
――前回の取材も、今回と同じようにZoomでお話を伺いました。現在の勝俣選手が「自分に自信がある」というのが画面を通じて感じることができます。前回は暗中模索というか、「どこか手探り状態」だったように感じました。それが今回は余裕があって、レスラーとして充実している様子が伺えます。
勝俣:このコロナが自分を強くしてくれました。逆境をプラスにできたかと思っています。自粛期間中もプロレスとは違う生配信をしてお客さんに楽しんでもらったり、無観客試合も経験して心が強くなりましたね。
――自粛期間をプラスに捉え心身ともに強くなった勝俣選手が、2.28後楽園でMAO選手を指名したわけですが、そのMAO戦はどういう気持ちで臨みますか。
勝俣:「今までの俺とは違うぞ」というのをMAOにぶつけます。こんな世の中だからこそ、みんなが明るくなれる試合をやりたいし、そんな中でMAOを超えてDDT EXTREMEの価値を上げていきたいと思うので「俺たちしかできない試合をしよう」という気持ちで臨みます。
――そして最後に会場に来てくれるお客さんとWRESTLE UNIVERSEで観戦してくれるファンの方にメッセージをお願いします。
勝俣:会場に来てくれる方、WRESTLE UNIVERSEで観戦してくれる方、見てくれるだけで僕の力になります。会場では声は出せないけど、居てくれるだけで応援になります。
常に全力を出して毎回戦っていますが、今回は特に「ぶっ壊されてもいい」という気持ちでタイトルマッチに臨みます。そして僕たちの戦いを見て、何か一つでも感じてもらえれば嬉しいですし、元気になってもらえたらメチャクチャ嬉しいです。
こんなご時世だからこそ、僕たちの戦いを見て笑って楽しんでもらえたら良いと思います。だから2.28後楽園、応援宜しくお願いします!
<インフォメーション>
第50代DDT EXTREME級王者の勝俣瞬馬選手が、挑戦者のMAO選手を指名した初防衛戦が2.28後楽園ホールで行われます。初めてDDTのメインイベントのリングに立つ勝俣選手。詳細はこちらをご確認ください。
また2.28後楽園大会の模様は、動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」でLIVE配信されます。
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勝俣瞬馬選手が総支配人を担当するサウナ小屋『Sea Sauna Shack』は3月下旬のオープンを予定しています。詳細はこちらのウェブサイトをご確認ください。
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文・編集/大楽聡詞
写真提供/DDTプロレスリング