――10.1新宿FACE大会、飯田沙耶選手(STARDOM)との試合も印象に残っています。15分1本勝負のシングルマッチで時間切れ引き分け。試合後に、「実は5年前から知っている間柄で、5年間ずっとやりたかった相手」とおっしゃっていました。
狐伯:5年前に飯田を知ったのは、どこかの大会のバックステージです。
その当時、私も「筋肉すごいね」と言われるくらい身体を作っていたんですが、飯田の身体はそれ以上で、「ここまで鍛えられるんだ」とちょっとライバル心を抱きました。
私は「人ができて、自分にできないことは何もない」と思っているので、私もできるはずだと。それで飯田のことは勝手に意識していました。
ある意味、飯田は目標にしていた存在。今まで対戦することはなかったので、試合してみたいとずっと思っていましたね。
――タイミングが合ったんですね。すごくいい試合で初対戦とは思えないぐらい噛み合った試合でした。
狐伯:あっという間の15分でした。
――いろいろなことがあって選択が難しいかと思いますが、今年1年間を振り返っていただいて印象的な試合や出来事はありましたか。
狐伯:この1年の中で一番嬉しかったのは、飯田とのシングルですね。
一番悔しかったのは、8月26日千葉大会での真霜拳號選手とのシングルマッチ。男子選手とのシングルは初めてではないですけど、真霜さんみたいなデッカイ人とのシングルは初めてだったし、真霜さんとの対戦も初めてだった。
もう開始5秒ぐらいで潰された。気持ち的にもすぐ折れてしまったので、それは一番悔しいなと感じています。
――来年の課題のひとつになりますね。
狐伯:やっぱり体の大きい選手にも勝てるようになりたいので。
<後編に続く>
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取材/大楽聡詞 文/黒澤浩美
写真提供/プロレスリングWAVE