――土井選手は、色々な団体のリングに上がるときに他団体のベルトを必ず持って上がっています。「俺が他のところに上がることによって、このベルトを紹介できるし、それがきっかけで、いろんなプロレス団体やタイトルを知ってもらうことができるだろう」とコメントされていた土井選手は素晴らしいと思いました。
土井:フリーになったから、ベルトは会社管理じゃなくて自己管理だからね。肌身離さず持っているっていうのが一番良いじゃないですか。
いろんな団体でベルトを紹介できるし、初めて観るお客さんでも、チャンピオンだっていうことが第一印象ですぐわかる。
ベルトを管理している団体にとっても宣伝になるし、両方にとってWinWinだから一番良いんじゃないですか。
――アイアンマンのベルトはいかがでしたか?アイアンマンは「24時間いつでもどこでもレフェリーがいれば、誰でも挑戦できるベルト」ですが。
土井:アイアンマンを持って会場に行った時は、いろんな団体で狙われすぎちゃったっていうのがありましたけど。24時間気が抜けないベルトなんで。
――土井選手が常にアイアンマンベルトを持って参戦したことによって、それに続くストーリーが生まれて、アイアンマンの知名度が上がったように思います。ベルトの扱い方も上手いと感じました。
土井:自分で言うのはあれですけど、アイアンマンに一役買ったという自信はあります。それは、僕って言うよりは、アイアンマンのベルトに感謝してます。
前からアイアンマンの存在は知っていました。そこまで興味ないって言ったら失礼ですけど、重要性はそれほど高くなかった。
でも、こんなに良いベルトないなと思って。獲ってみたら「俺、こんな人気者なんだ」っていうぐらいに狙われるベルト。あんなおいしいベルトないよ。
それこそフリーなので、持ち込めるものは持って行かないと損じゃないですか。自分のコレクションというか、 アピールになるので。
――この1年間多忙に活躍されたわけですが、2024年の目標を教えていただけますか?
土井:今、上がらせてもらっている団体のシングルのタイトルは、もう1回巻きたいですね。それに今まで巻いたことない新しいベルトに絡めるんだったら、積極的に絡んで、自分でチャンスを掴んで巻きたい。
やっぱり常に話題になるような存在でありたい。
――土井選手がすごく楽しそうにプロレスされているというのは感じます。
土井:今までやったことない選手とほぼ初顔合わせでやるのは、やっぱり新鮮でワクワクしますからね。
今年は1年通してフリーで活動。まだやっていない選手もいますけど、 最初の方はもうほぼ初じゃないですか。だから、今まで23年間やってきたスタイルがどこまで通用するか、自分で試してみたかった。
今までやりきれなかったような相手ともやるし、とんでもねえデカいやつもいるし。だから、それはもう毎試合が新鮮でサプライズ。こっちが驚かされている。
来年もこのままを継続、プラス、 今年以上に活動の幅を広げたいっていう目標があります。
常に、僕は守りに入らずに攻めて前に行くこと、上に行くことを目指しているので。ここで止まっているつもりは微塵もありません。
<インフォメーション>
12.31代々木で「#ajpwMANIAx2023」が開催。土井成樹選手も出場予定。大晦日の熱い戦いをお見逃しなく!詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
2024年1月28日(日) 東京・後楽園ホールDDTプロレス「Sweet Dreams!2024」において、KONOSUKE TAKESHITA vs土井成樹のスペシャルシングルマッチ!詳細はDDTプロレスWEBサイトをご覧ください。
2023年12月18日(月)東京・麻布十番にてXmasファンミーティング開催。こちらをご覧ください。
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取材/大楽聡詞 文/黒澤浩美
写真提供/全日本プロレス