――3人と1人では、試合でかかるプレッシャーの大きさが全く違いますもんね(笑)。では、約2年間の競技人生を通じて何か学んだことがあれば、ぜひ教えてください。
宮原:僕はボッチャから「継続して努力することの大切さ」を学びました。というのも、以前に一週間ボッチャから離れたことがあったのですが、それだけでフォームの形が崩れ、休む前の状態に戻すのにすごく苦労したんです。その大変さを知って以降は、できるだけ間を空けずに継続して取り組む姿勢を大切にしています。
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――ありがとうございます。今後の展望をお聞かせください。
宮原:直近では、12月にある「日本ボッチャ選手権大会」で優勝することが目標です。これに優勝すると、確定ではないですが、来年の東京パラリンピック出場の可能性がありますから。そして、その夢が叶った時には、絶対にメダルを取って日の丸を掲げたいですね。
――期待しております! 大会では、ボッチャのどんなところを見て欲しいですか?
宮原:ボッチャは最後まで何があるか分からない競技なので、その緊張感を一緒に生で見て味わってもらいたいと思います。
――最後に、ボッチャを通して伝えたいメッセージがあればお聞かせください。
宮原:なにか障害を持っている人でも、やりたいことに対して躊躇せずにチャレンジして欲しいです。僕は、その一歩を踏み出す勇気をたくさんの方に与えるためにも、ボッチャで結果を出して良い報告ができるように頑張ります。
取材・文/大楽聡詞
編集・写真/佐藤主祥