世界最強タッグ決定リーグ戦と同時開催中の「Jr. BATTLE OF GLORY 2023」。ジュニアヘビー戦士全8選手によるシングル総当たりリーグ戦。田村男児は3勝2敗2分けで得点8。12.6後楽園の優勝決定戦に駒を進めた。昨年、田村は青柳亮生に敗れ準優勝。今度こそ初優勝なるか。
――12.6後楽園の優勝決定戦に進出ですね。今の心境を教えてください。
田村:昨年もここまでは来ています。ただ準優勝。今年こそは優勝します。
――田村選手はJr. BATTLE OF GLORY、昨年準優勝、今回で3度目の出場です。
田村:毎回必死に戦っていますが、今回は少しだけ余裕が持てるようになりました。
ただ試合時間が10分なので、序盤に相手の手の内を探る戦いをすると時間切れ引分けになる。
最初からギアを上げて全力でぶつかっていかないと勝てません。これまでも7試合中2試合が時間切れ引分けでしたから。
――余裕を持てるようになったのは、他団体への出場も増えて気持ちが鍛えられたからでしょうか?
田村:7月に大仁田&ヨシ・タツ組と電流爆破マッチで戦い、対抗戦でもDDTをはじめ、さまざまな団体の選手とぶつかり合いました。
そういう経験を踏まえて今年のJr. BATTLE OF GLORYを迎えることができた。
だから気持ち的に余裕があると思います。ただ時間的には余裕はありませんが(苦笑)。
――1999年1月にデビューして、まもなく5周年ですね。
田村:あっという間の5年間ですね。特にこの1年は本当に目まぐるしかった。新日本とNOAHとの合同開催だったALL TOGETHERも今年6月でした。怒涛の1年ですね。
――少し早いですが、来年に向けての抱負を教えてください。
田村:来年の抱負は、まだJr. BATTLE OF GLORYが終わっていないので。とにかく今は優勝を目指しています。
昨年度準優勝でした。準優勝は惜しくも何でもない。2位は嬉しくないんですよ。やっぱり優勝したいです。
――田村選手は世界最強タッグ決定リーグ戦、諏訪魔選手に出場を打診されました。それを断ってのJr. BATTLE OF GLORY出場ですよね。やっぱり優勝にこだわっているのですね。
田村:岩本煌史さんが帰ってきて、土井成樹さんや阿部史典さんや佐藤光留さんがいる。ここに亮生や僕ら若手が食い込んで盛り上げたい。
世界最強タッグと同時開催だけど、「ジュニアの面白さ」を伝えたいと思います。
<インフォメーション>
12.6後楽園ホールでJr. BATTLE OF GLORYの優勝者が決まる「レックpresents #ajpw世界最強タッグ決定リーグ戦2023」。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
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取材/大楽聡詞 文/黒澤浩美
写真提供/全日本プロレス