現在開催中の「世界最強タッグ決定リーグ戦」に安齊勇馬とタッグ「New Period(ニューピリオド)」で出場している本田竜輝。しかし、期待とは裏腹に3勝3敗1分け勝ち点3(12/5時点)と本田も納得のいかない様子。
――現在、3勝3敗1引分け。優勝戦線に絡んでくると予想していたファンも多いと思います。
本田:スタートダッシュは思っていたようには上手くできなかった。だがチーム状態が悪いわけではない。12.6後楽園の優勝戦に向けて俺たちの本当の勢いをみせてやるよ!
――ところでチーム名が「New Period(ニューピリオド)」に決まりました。その由来を教えて下さい。
本田:「時代の終わりと始まり」という意味だ。「ゼンニチ新時代」と言われているが、トップにいるのは宮原健斗や青柳優馬だ。それで新時代と言えるのか?
いつまでも宮原にトップで引っ張られても困るんだよ。だから俺と安齊で「本当のシン時代」を見せてやる!そんな想いを込めてつけたチーム名だ。
――その宮原選手と青柳選手の「ビジネスタッグ」には3回戦って全部引き分けています。
本田:なんだ、お前!世界最強タッグで結果がついてこないとでも言いたいのか?
――いえ、そういうわけではないですが…
本田:確かにファンの期待に俺たちの結果が伴っていない。だが、最初から上手くいくチームなんて、だいたい失速するものだ。
俺たちは「トライ&エラー」を繰り返し、試合ごとに成長している。
まだまだファンを納得させられるような結果は出ていない。でもチームワーク、そして気持ちの部分では高め合っている。必ず近いうちに形になるだろう。
――その時を楽しみに待っています。最終戦の12.6後楽園ではSAITO BROTHERSとの一戦が控えていますね。
本田:世界タッグベルトも、もともとは俺が芦野祥太郎と保持していたものだ。
今は一時的にSAITO BROTHERSに貸しているだけ。時が来たら必ず返してもらう。
それに今、俺たちが世界タッグを獲得したら「世界タッグ最年少王者チーム」という肩書もついてくるしな。
――ところでまもなく2023年が終わろうとしていますが、本田選手にとってどんな1年でしたか?
本田:プロレスキャリアの中で一番充実していた1年だったな。チャンピオンカーニバル初出場の昨年は1勝もできなかったが、今年はあと1勝すれば優勝決定戦に進出できた。
王道トーナメントも青柳優馬、宮原健斗、諏訪魔と歴代の三冠王者を倒し準優勝。
三冠王座にも挑戦した。今年は目標としていたステージに足を踏み入れた。
来年は今年以上に充実した1年にするぞ。そして必ずタイトル獲得を目指す!
<インフォメーション>
12.6後楽園ホールで優勝が決まる「レックpresents #ajpw世界最強タッグ決定リーグ戦2023」。今年は「Jr. BATTLE OF GLORY 2023」同時開催。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
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取材・文/まるスポ編集部
写真提供/全日本プロレス