11.5北海道大会、三冠王者として中嶋勝彦の挑戦を受け、敗れた青柳優馬。現在開催中の世界最強タッグ決定リーグ戦は宮原健斗と「ビジネスタッグ」を結成し、2021年以来の優勝を目論む
――世界最強タッグが開幕しました。今年は2年ぶりに宮原健斗選手と組んで「ビジネスタッグ」で出場ですね。
青柳:「この人と組みたい」というレスラーもいないので、タッグパートナーは誰でもいいんです。
ただ出場するからには優勝したいですし、誰と組んでも優勝できちゃうのが「青柳優馬」なんだと。そういった功績があればレスラーとしての価値も上がるじゃないですか。
――たしかに誰と組んでも優勝できる選手は、パートナーとして魅力ですし選手として価値が上がりますね。
青柳:ですから、そういうところも含めて「誰とでも出ます」というスタンスです。
――12月に入り、まもなく2023年も終わろうとしています。少し早いですけど一年を振り返っていただけますか?
青柳:7月に永田裕志さんを破り三冠ベルトを巻いて躍進の年になったと思うんですけど、年を越す前にベルトを落としてしまった。ちょっと悔やまれる年だったのかと思います。
――「永田さんからベルトを全日本に取り戻してくれてゼンニチ新時代が来た」と思ったファンも多いと思います。
青柳:永田さんからベルトを取り返したことも、NOAHを辞めて全日本に中嶋勝彦が現れて「三冠ベルトが欲しい」と思わせたなら、結果的に負けてベルトは失いましたけど僕の勝ちだったと思っています。
正直、ベルトを落として悔しい部分もあります。年内は三冠王者として終えて2023年を締めたかったという想いもあったけど、中嶋戦は完全に負けたわけではないと思っています。
北海道ツアーは6日間で7連戦。最後の最後、三冠戦であれだけの試合をした「青柳優馬」は、やっぱりさすがだと思っています。ですから中嶋勝彦の三冠王者も時間の問題だと。
――たしかに北海道ツアーは過酷でしたね。挑戦者の中嶋選手は三冠戦の1試合のみですから条件は違います。
青柳:その分、4年ぶりの北海道で、お客さんからたくさんパワーをもらいました。
疲労はありましたが、疲れているときほど人間の集中力は上がったりしますし、体調の悪い時の方が良いパフォーマンスが出来たりします。
ある意味、感覚が研ぎ澄まされて今までの三冠戦で一番ベストパフォーマンスを発揮した気がします。
――現在、開催中の世界最強タッグ決定リーグ戦では、4勝3敗1分(12月5日時点)という状況です。
青柳:残り1試合、優勝も見えてきます。ファンが望むのであれば我々「ビジネスタッグ」は、しっかり年末の世界最強タッグを制してキッチリ仕事納めをします。
<インフォメーション>
12.6後楽園ホールで優勝チームが決定する「レックpresents #ajpw世界最強タッグ決定リーグ戦2023」。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
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取材・文/まるスポ編集部
写真提供/全日本プロレス