11.26後楽園から「D王GRAND PRIX 2023」が開幕する。全12選手がA・Bブロックに分かれてのリーグ戦。まるスポでは各選手にインタビュー。
今回はBURNING(バーニング)のリーダー遠藤哲哉。11.16新宿で秋山準が年内でのBURNING脱退を宣言。「最後にD王GP見て去りたい」という秋山の言葉に、遠藤は「優勝」で応えられるか!
――D王GPを前に一年を振り返っていただけますか?
遠藤:3月に土井成樹さんからDDT UNIVERSAL王座を奪取。そのベルトも7月の両国大会でマット・カルドナに獲られました。でも「左手第四中手骨骨折」で2ヶ月間欠場したのが大きかったですね。
昨年も欠場したので「今年こそは…」と思っていたのですが。ファンの方から「遠藤はケガで欠場しがちなレスラー」とイメージがついてしまう。
――レスラーはケガと背中合わせですよね。
遠藤:どのタイミングでケガをするかは予測できません。毎回気をつけてリングに上がるようにしています。
今回、骨折で2ヶ月欠場。選手生命には響かないケガではありますが、1年間を通して欠場なく戦い抜きたかったですね。
――欠場期間中はどのように過ごしていましたか?
遠藤:関東圏内の試合には、基本的に顔を出すようにしました。僕がいなくてもDDTの興行は行われている。それに対してジェラシーというか…そういうものを感じましたね。
欠場期間中に観たDDTのリングを無駄にはしたくなかった。そういう機会じゃないと、なかなかリング外からプロレスを観ることはないので。客観的に観ることで収穫もありました。
――11.12両国大会でクリス・ジェリコが「対戦したいレスラー」の一人に遠藤選手の名前を上げました。
遠藤:大変光栄なことです。まさか試合を観ていると思わなかった。実績も人気もキャリアもあるレスラーは、自分以外の試合もちゃんとチェックしていることが分かりました。
――遠藤選手は2019年の取材の際、「海外にも積極的に試合をしに行きたい」と答えています。ある意味、ジェリコに指名されたことで海外への扉が開かれた気がするのですが。
遠藤:まだ名前があがっただけですから。僕が世界に行くのか、ジェリコを日本に呼ぶのか…どちらにしても楽しみですね。
ただ僕の名前は憶えてくれたので、あとはリング上、対角に立つだけです。