DDTシングル最強決定リーグ戦「D王 GRAND PRIX 2023」が11月26日後楽園大会で開幕する。2024年1月3日の優勝決定戦まで全8大会で開催。全12名の選手がA・B各ブロックに分かれリーグ戦を競い合う。錚々たる顔ぶれに期待以上の熱戦が繰り広げられるのは間違いない。まるスポでは各選手にインタビュー。
今回は、「D王 GRAND PRIX 2020」での初出場以来2度目の出場となる飯野雄貴選手。
10.4新宿FACE大会を最後に、飯野“セクシー”雄貴で2年にわたり活動していたユニット「フェロモンズ」を解散。11.12両国大会で、フェロモン抜きで欠場中の飯野選手がスーツ姿でサプライズ登場。フェロモン抜きが成功した「新生・飯野雄貴」の心境、そしてD王GPへの意気込みとは?
――飯野選手のD王GP出場は、2019年のD王GRAND PRIX第3回大会以来、4年ぶり2度目ですが、今の心境はいかがですか?
飯野:フェロモンズのメンバーだった期間は、1対1というシングルマッチはほぼありませんでした。そこに対してブランクがあり、自分の中で一番不安視はしていますね。
2020年8月、『脊髄硬膜外血種』で欠場。2021年2月の復帰後、同年8月からフェロモンズが始動したので、ずっとシングルの試合が組まれるってことがなかったですし。
5月3日の横浜武道館でKO-D無差別級で火野裕士さんに挑戦の時も、フェロモンズ全員で勝ち獲ろうという感じでした。
だから今回のD王GP、飯野雄貴一人で「飯野雄貴」を背負って立つというのは、久しぶりだと思います。
――10月4日新宿FACE大会の最終決着戦でフェロモンズ解散後、フェロモン抜きということでシリーズ戦を欠場されていましたが、飯野選手ご自身の状況はいかがですか?
飯野:かなり調子は良いです。
――DDTファンにとっては、フェロモンズにいた頃の「飯野“セクシー”雄貴」が記憶に残っています。
飯野:フェロモンを抜くため、施設に入っていました。主治医の先生にいろいろ相談して、全部抜くためのトレーニングを積んできました。
だから、どんな“セクシー”にも対処できて、もう大丈夫だっていう診断結果が出たので。
そこに関してはもう問題ないですね。新しい「飯野雄貴」が、皆さんの記憶を上書きます。
フェロモンズ前に加入していたユニットALL OUTの時は、ラグビーキャラ。その次はセクシーキャラ。
次は、一番大切な「飯野雄貴」というキャラクターを作り出さなきゃいけない。そこが、今、自分の中で一番キーにしてるところ。
今回、D王GPはシングルマッチのリーグ戦なので、なおさら「飯野雄貴」を作り上げなきゃいけないですよね。
以前、MAOさんの『「MAO」というキャラクターを作り出した』という記事を見て、自分も「飯野雄貴」というキャラクターをどんどん積み重ねなきゃいけないなと考えました。
プロレス界もそうですし、世間的にも「飯野雄貴=プロレスラー」というキャラクターを作らなければならない。