そして、最後のシングルマッチを勝利で飾った赤井も平田への感謝の気持ち溢れるコメントを述べた。
「本当、怒涛の毎日で浸る暇もなくて、 ずっと『ラスト、ラスト』って言われ続けて、今日のこの試合がDDTのラストマッチって言われて、それでもピンと来なくて。
私がデビューしてから今日まで、平田さんが多分一番試合してくださった選手なので、『TOKYO GO』の曲が流れた時に、ちょっと呼吸が乱れて精神がアップダウンしたんですけど、なんとか集中してできました。
多分、他の団体だったら、試合中に手紙読んだり、試合前や試合直後の選手がいっぱいリングに集まることってないと思うんです。 DDTではこれがあって、この温かくて激しくて楽しくて元気な団体がDDTなので、自分は改めてこの団体を好きになって、身を焦がして尽くしたこの10年間に改めて悔いはないなって思いました。
自分で頑張ってたかわかんないですけど、 折れそうな時もなんとかくじけずやってきたら、見てくださっている仲間はいるんだなって思いました。
自分が大好きになったDDTって、この10年でほんと波があって、 今のDDT大好きだなとか、今のDDTあんまり好きじゃないなって時期ももちろんありました。でも家族なので、それはいい時も悪い時も一緒にいるのが家族だと思ってました。
でも平田さんはどんな時のDDTでも太陽として居続けてくださったので、ほんと平田さんこそDDTの光だと思ってます。むしろ もう平田一喜こそDDTなんじゃないかなって私は思ってるぐらいで、平田さんがいるいないでDDTの雰囲気は全然違うと思います。
最後のシングルの相手が平田さんでよかったです。改めて身が引き締まりました。
忘れてたんですけど、色々思い出しました。本当にデビュー前から平田さんは ベストストレッチに働いてらっしゃる時から、自分の体のケアとかその時はしてくださってたので、そういう、ふとした『こういうのがわからない』とか『こういうのが怖い』とかいうことも親身になって教えてくださったりしてたので、自分がそんな泣き事を言ってたことも忘れてたので、色々その時をフラッシュバックして思い出しました。
あれから10年経ったんだって思うと、ほんと時の流れって早く感じるので、皆さん一日一日悔いないように、好きなものは好き。見に行きたいものはすぐ行動に起こす。毎日悔いはないように過ごしてほしいなって思います」
<インフォメーション>
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■11.12東京・両国国技館「Ultimate Party 2023」ニベア クリームケア ボディウォッシュ W保水美肌 presents スペシャルシングルマッチの対戦カードは、高橋ヒロムvs平田一喜。勝者にはニベア花王株式会社より勝利者賞として「ニベア クリームケア ボディウォッシュ W保水美肌 10年分」が贈られます。
チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
DDTプロレスリング X(旧Twitter)
文/黒澤浩美
写真提供/DDTプロレスリング