1986年12月19日生まれ。宮城県角田市出身。大相撲・出羽海部屋で8年間活躍し、引退。2020年12年全日本プロレスの公開入門テストに合格しプロレスに転向。2021年6月9日 後楽園大会、双子の弟である斉藤レイをパートナーに、対大森隆男&本田竜輝戦でデビュー。22年1月レイとともに海外武者修行に出発。9.18日本武道館大会で凱旋試合を行った。
2022年10月レイとVOODOO-MURDERSに電撃加入、ヒールに転向する。2023年6月7日、GLEAT後楽園ホール大会にて、レイとのタッグで田村ハヤト&チェック島谷を下し、G-INFINITY王座を奪取し初のタイトルを獲得。同年10月9日、角田市での凱旋試合にて宮原健斗&青柳優馬組を降し世界タッグ王者にも輝き、「SAITO BROTHERS」はタッグ二冠王となった。今年9月から弟・レイと共に地元角田市のPR大使に就任。
――10.9宮城・角田大会『#ajpw 旗揚げ記念シリーズ2023』で世界タッグ第96代王者組の宮原健斗&青柳優馬にSAITO BROTHERSでのタッグで挑戦、見事に世界タッグ王座初戴冠。角田凱旋で故郷に錦を飾る素晴らしい結果となりました。地元の角田市はもの凄い歓声でしたね。
ジュン:応援がめちゃくちゃヤバかったな。逆に相手チームの宮原&青柳組は何をしてもブーイング喰らっていて、こんなに逆転現象があるのかと(笑)。
あの会場で起きていたことは、なかなか普段は経験しないようなことだ。俺たちSAITO BROTHERSがレギュラー出演しているミヤギテレビ「TAXIめし」の効果だな。
――地元の角田市でSAITO BROTHERSは大人気ですね。試合後のサイン会も長蛇の列!地元で世界タッグ王座奪取は、いかがですか?
ジュン:もちろん、どの試合にも力は入る。ただ今回は特に力が入った。弟のレイと二人で地元・角田市で 世界タッグ王座に挑戦、SAITO BROTHERSがきっちり奪取した。
相手は全日本の象徴ともいうべき宮原健斗と三冠王者の青柳優馬だ。SAITO BROTHERSの名前を日本全国のプロレスファンに広めるキッカケになった。
――「TAXIめし」効果もあり、会場の角田市総合体育館に1687人の観客が駆けつけ大歓声を送っていました。今、宮城で一番集客力があるのはSAITO BROTHERSと言っても過言ではないですね。
ジュン:お客さんの数が100%超満員の後楽園ホール以上だからな。これを機に宮城県をはじめ、東北地方全エリアで俺たちの強さをアピールしたい!
宮城県って結構広いエリアだ。例えば、「TAXIめし」で色々なところに行くが、市街地の仙台市や石巻市もあるし、気仙沼や三陸方面とかで試合をしても面白いな。
――今回、世界タッグ王座を獲りましたが、今後はどう防衛していきたいですか?
ジュン:世界タッグ以外に、GLEATのG-INFINITY王座のベルトも保持している。前々から「G-INFINITYのベルトは永遠に防衛していく」と明言しているが、それは世界タッグも同様だ。
俺たちSAITO BROTHERSが第97代世界タッグ王座になった。ということは第97代目でストップ。98代目はもういない。将来、引退するときに返上するか(笑)。
――10.21後楽園大会で、本田竜輝&安齊勇馬vs斉藤ジュン&斉藤レイというカードが組まれました。ある意味、ゼンニチ新時代を象徴する2人との対戦ですね。
ジュン:本田竜輝と安齊勇馬が手を組んだ時は面白いと思った。三冠王座に挑戦した本田に、デビュー2年目のスーパールーキー安齊だ。二人の合体にはファンも期待するだろう。
だがSAITO BROTHERSは全日本トップのタッグチーム。世界タッグ王者が負けるわけにはいかないだろ。真正面からパワーでねじ伏せて必ず勝つ。あいつらがリング上で這いつくばる姿を見るのが楽しみだよ。
――11月は世界最強タッグ決定リーグ戦が開催。初めて世界タッグ王者として臨みますね。
ジュン:11月12日後楽園から「世界最強タッグ決定リーグ戦2023」が始まるし、12月31日には代々木で大晦日ビッグマッチもある。その大舞台に向けてSAITO BROTHERSの勢いをプロレスファンに見せつけてやるよ。
今年はSAITO BROTHERSが世界最強タッグを制する!世界タッグもG-INFINITY王座も未来永劫、俺たちが防衛し続ける。なんだったら他の団体にも乗り込んでやろうか。とにかく俺たちから目を離すな、目を離した奴らはDOOMだ!
<インフォメーション>
10.21後楽園大会で「#ajpw旗揚げ記念シリーズ2023」が開催。旗揚げ51周年記念タッグマッチでSAITO BROTHERSが本田竜輝&安齊勇馬と対戦します。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
斉藤ジュン X(旧Twitter)
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取材/大楽聡詞 文/黒澤浩美
写真提供/全日本プロレス