――クリス選手(196cm)と翔太選手(160cm)、フィジカルの違いによって上野選手の対応の仕方も変わりましたか。
上野:対処の方法は全然違いますね。クリスは力も強いので自分の持っているものを、どのように使おうか考えて戦いました。
――シングルといえば1.23上野選手の地元大阪で元全日本プロレスの岡田佑介選手と戦いました。1人でDDTのリングに乗り込んできた岡田選手と肌を合わせていかがでしたか?
上野:岡田さんとは大阪で初めて試合で絡んだわけですが、DDTに観戦に来られていた時、僕のTwitterをすぐにフォローしてくれたんですよ。その時点で「いい人だ」と(笑)。すぐにフォロバして、岡田さんのTwitterを確認したんですけど、秋山イズムとか言っている。それが不思議でした。
師匠の秋山さんをリスペクトするのは分かります。ただ秋山イズムがどうとか、遠藤さんに「秋山さんの試合で舐めたことしてるんじゃねぇよ」と発言したり、岡田さんと戦う前まで「彼はDDTに、何をしに来たんだろう?」と思っていました。
根本には秋山イズムや全日本プロレスがあると思うんですけど、リング上で戦って、「岡田佑介」という選手を感じることが出来ました。
岡田選手から「DDTに舐められないようにやってやろう」「ここでチャンピオンに勝ってDDTで名前をあげてやろう」という気持ちを感じた。
だからこそ岡田さんのことを舐めてはいませんけど「舐めんじゃねぇよ」という気持ちでぶつかりました、大阪では。
――試合を通じて感じるものがあったから、試合後共闘とも取れる発言をしたのでしょうか。
上野:試合終わりで興奮していましたが、「岡田さんとタッグを組んでも面白いかな」と思いましたね。ただ僕にはサウナ部がありますし、岡田さんとは戦う方が楽しいかな。
――岡田さんをサウナ部に勧誘しているわけでは…
上野:全然ないです!どうなるのか分からないですけどね。Twitterでも岡田さんの反応が好意的で、「あっ、こんなに反応が良いんだ…」と若干引いてしまいました。僕は求められると引いてしまうタイプなので(苦笑)。
本当は岡田さんに「タッグ組みましょう」と言えば「上野、舐めんじゃねぇよ!」と来る姿を想像していたら、意外と反応が良くて逆に照れちゃいました(苦笑)。
基本的には敵でいたけど「味方であっても面白いかもね」というのが、あの発言の真相ですね。組んでも面白いと思いますが、DDTに居ないタイプの選手なので戦いたいですね、岡田さんとは。
<後編に続く>
<インフォメーション>
DDT、2021年最初のビックマッチ「KAWASAKI STRONG 2021」が神奈川カルッツかわさきで行われます。上野勇希選手に坂口征夫選手が挑むDDT UNIVERSAL選手権を始め、遠藤哲哉vs秋山準のKO-D無差別級選手権など全8試合が予定されています。詳細はこちらをご確認ください
また2.14カルッツかわさき大会の模様は、動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」でLIVE配信されます。
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写真提供/DDTプロレスリング