流出したアジアタッグ王座を、必ず全日本マットに取り戻す
――大仁田さんとのタッグで保持していたアジアタッグを秋山準選手と鈴木鼓太郎選手に奪取させてしまいました。リマッチのパートナーは大仁田さんではないのですね。
ヨシ·タツ:秋山さんが電流爆破はやらないというから。向こうが王者なので従うしかないですね。
2.4八王子で俺がアジアタッグ王座を奪取した時、全日本プロレスTV認定6人タッグ王座は空位、三冠ヘビーも世界タッグも世界ジュニアもGAORA TV王座も流出していました。
俺が唯一、全日本プロレス所属のレスラーとしてアジアタッグ王座を保持していました。
俺には所属選手としての意地も誇りもある。だからこそ流出させてしまった責任も強く感じています。
――タッグチームの秋山&鼓太郎組をどのように思いますか?
ヨシ·タツ:秋山さんには感謝しています。俺の中では恩人。俺は2014年11月に新日本プロレスで首の骨を折って1年半欠場しました。
2016年4月に復帰してNEVER無差別級6人タッグ王座を巻いたけど、結局復帰しても自分の体が思うように動かなかったんです。
例えば、自分では1メートル跳んだと思っていても50センチしか跳べず対戦相手の足に引っかかって転んでしまったり、胸を蹴ったつもりが腹を蹴っていたとか。
その当時のパフォーマンスでは新日本での活動は厳しかった。それで契約を終了し離れました。
そんな時に声をかけてくれたのが、当時全日本の社長だった秋山さん。それで2017年の王道トーナメントから全日本のリングに。
最初の頃、秋山さんの期待するパフォーマンスに届いてなかったと思います。
でも秋山さんは我慢して俺を使い続けてくれました。おかげで試合を重ねるごとに身体が徐々に動くようになってパフォーマンスが回復したんです。
――ケガから復活し、レスラーとして活動している「今のヨシ·タツ」をぶつける意味もありますね。
ヨシ·タツ:感謝はしてるけど、今は全日本とDDTで袂を分かつ関係です。秋山さんの言う「アジアは、今から上に行こうって人間がしのぎを削るベルト」だという意味も分かります。
でも秋山さんは全日本の社長でもなく所属でもない。言い方が悪いけど「外部のあなたたちに言われる筋合いはないよ」という感じです。
ですからジャイアント馬場さんの出身地である新潟県三条市で、10月7日キッチリ勝利して、流出したアジアタッグ王座を全日本プロレスのリングに取り戻します!
<インフォメーション>
流出したアジアタッグ王座を取り戻すべく、大森隆男選手をパートナーに秋山準&鈴木鼓太郎組に挑むヨシ·タツ選手。詳細はDDTプロレスWebサイトを!
全日本プロレスの試合の詳細は全日本プロレス公式サイトをご覧ください。
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取材·文/まるスポ編集部
写真提供/全日本プロレス