――高尾選手が、8月の大田区大会で「来年15周年なので、タッグベルトを持っていきたい」とおっしゃっていました。KO-Dタッグもあるし、ガンバレ☆プロレスのスピリット・オブ・ガンバレ世界タッグ王座もあります。もちろん、それ以外の団体も。そういったタッグベルトをROMANCE DAWNで狙うということでしょうか?
翔太:ここで明確に「どこの団体」というのは現状ないですけど、KO-Dタッグ王座のベルトを獲れば、今以上多くの人に「この2人はタッグチームとしてやっているんだ」と頭に入ってくると思うんですよ。
そうなると必然的に僕らをタッグのベルト戦線に呼びたいっていう団体が出てくるかなと思うので、まず10.4新宿FACE大会でのKO-Dタッグ王座を獲ること。
僕らの若手時代、新人時代の上って、結構タッグ屋が多かった。
ヤンキー2丁拳銃、SOS、バラモン兄弟…今パッとすぐ出てくるのがその辺りなんですけど、あと大石&旭(大石真翔&旭志織)とか。
そういう名タッグチームが多くて、僕らはインディー界に名タッグが揃っていた次の時代だと思う。
その次の時代のタッグ屋の中に名前を連ねる時に、この「ROMANCE DAWN」が上がるようにベルトを獲るのがすごく大事。
それがKO-Dタッグ、もしくはガンバレ☆プロレスのタッグを獲れば 、団体を股に掛けた戦い方ができるんじゃないかなという可能性を感じます。
――2021年1月の後楽園大会でDDT UNIVERSAL王座に挑戦した時も、「ベルトがあると、そのベルトが自分を想定外のところに連れていってくれるんだよ。だからDDT UNIVERSALを獲ってもっと海外に行きたい」とおっしゃっていました。
その時はベルトを獲れませんでしたが、いろいろな団体に参戦して、その後海外に行かれたイメージがあります。
翔太:そうですね、海外に行くようになったのはその後ですね。2021年1月の上野勇希とのタイトル戦は、僕のブレイクスルーになったのかもしれないですね。
10.4新宿FACE大会は、僕らのKO-Dタッグ王座選手権試合とフェロモンズのラストマッチがあるんです。
フェロモンズのファイナルは、ファンの人は悲しいだろうけど、「フェロモンズがなくなってよかった」とホッとしたレスラーもいるかもしれない。
ようやく解放されるレスラーたちもいっぱいいる中で、多くのファンはそのフェロモンズの最後を見届けようと来ると思うんですよね。
普段以上にお客さんの数が増える可能性がある。それは、僕らにとってはものすごく好材料となるんです。
「高尾は観るけど翔太は知らない」というお客さんもいる。ROMANCE DAWNをあまり観たことない人に、「あ、こんないいチームいるんだ」と気づいてもらう機会を作ってくれた。
フェロモンズの解散を企てた彰人さんに感謝しないといけない(笑)。
――最後になりますが、10.4新宿KO-Dタッグ王座選手権に向けての意気込みをお願いします。
翔太:ここがほんとに肝心な試合になる。たまに僕が言う「ベルトは通行手形」。これを獲ることで僕はDDTで試合する回数は確実に増える。
そうすると団体の規模的にも観る人が増える。僕は、観る人が増えた時に、翔太というすごいやつがいることを知ってもらう自信がある。
あとは、それを多くの人にどう観てもらうか。このKO-Dタッグ王座も通行手形。それを鍵にして、より広い世界に一歩足を踏み入れるチャンスにしたいと思います。
<インフォメーション>
大会名:God Bless DDT 2023 TOUR in SHINJUKU
日時:2023年10月4日(水) 開場18:20 開始19:00
会場:東京・新宿FACE
今大会はプロレス動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で完全独占生中継いたします。
DDTプロレスの詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
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取材/大楽聡詞 文/黒澤浩美
写真提供/DDTプロレスリング