【ガンバレ☆プロレス 翔太】自分にとってベルトは通行手形。より広い世界に一歩足を踏み入れるチャンスにしたい

――すごく興味深いお話です。また別の機会に聞かせてください。今回は高尾蒼馬選手とのユニット「ROMANCE DAWN(ロマンスドーン)」で、10月4日の新宿FACEでKO-Dタッグ王者の藤田ミノル&KANON組に挑戦します。翔太選手、DDTのマットは久しぶりでしょうか?

翔太:DDTの興行自体はありますけど、DDTでタイトルマッチをするのは、おそらく2021年3月にDAMNATION(火野裕士&高尾蒼馬&遠藤哲哉)を相手にKO-D6人タッグを落としてからはないんじゃないかな。

――KO-Dタッグ王座に学生時代からの親友・高尾選手と一緒に挑戦します。対戦相手の藤田選手とKANON選手の印象はいかがですか?

翔太:タッグの2人っていう印象が僕はないです。「DAMNATION T.A(ダムネーションT.A)」のメンバーの中の2人っていう印象が強くて。

ただ、ここに来てKANONの個性が 前面に出始めていますね。元々体はでかいのに、彼の持つ精神の不安定さみたいなものが見え隠れする。それがすごく今印象に残っています。

藤田さんとの接点は昔からそんなには無いんです。藤田さんはキャリア27年目、僕は16年目と離れているので。

ただ藤田さん主導でいろんな交流をやることが多くなり、ここ数年で距離がかなり近くなった感じはします。

――「レスラー藤田ミノル」はどうでしょうか?

翔太:底がないような感じはしますね。底なし沼みたいな感じ。掴めないし、踏み込めないし、足を踏ん張れるようなところがない沼。どんどん足を取られる。

手で掬おうとしても掬えない。あの人の人生そのものが沼。プロレスラーとしての人生そのものが沼のような感じはします。

――個人的には翔太選手のプロレスに、同じような印象を受けます。藤田選手は「人生全てがプロレス」といったものを感じますが、翔太選手はリング上で想像を超えたものを見せてくれる。

1つの技でいろんな入り方を知っているし、戦う相手によって引き出しも多い。見ていて掴みどころがなく、何が出てくるのかワクワクさせられるという意味で、藤田選手と似たような印象を抱いています。

翔太:僕自身、ここ数年はすごく藤田さんにはインスパイアされていると思います。特に精神的な部分で。

プロレスラーとして生きていくためのハングリー精神を、「藤田ミノル」というレスラーからインスパイアされています。

――KANON選手はどうでしょうか?

翔太:なんか勝てる気がします。体格がでかくて僕より大きいし、それでいて意外とその体格と身体能力を活かした直球を投げてくるタイプ。

そこに関して勝機が僕の方にあるだろうなって思っています。

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