9.9 DDT大田区大会、KO-Dタッグを奪取したばかりの藤田ミノルとKANONに挑戦表明したROMANCE DAWN(ロマンスドーン)の高尾蒼馬&翔太。
急遽10月4日新宿FACEでのKO-Dタッグ王座戦が決定!
この試合を目前に控えた翔太選手に意気込みを聞いた。
翔太(しょうた)1988年8月10日生まれ、東京都出身。大学在学中に学生プロレスを始め、2008年4月19日、STYLE-E西調布格闘技アリーナ大会の対橋本友彦戦でデビュー。HEAT-UP、ガッツワールドプロレスリングを経て、2018年5月3日、ガンバレ☆プロレスに入団。
2022年9月に渡米し12月に4か月間の米国遠征から帰国。選手以外にも外国人レスラーの通訳、レフェリー、実況・解説と幅広い活躍を見せている。
インディペントワールド世界ジュニアヘビー級、 KO-D6人タッグ王座、アイアンマンヘビーメタル級王座、IJタッグなどの数多くのタイトル獲得の経歴を持つ。
――初めに4か月間のアメリカ遠征のお話を伺いたいのですが…
翔太:アメリカ遠征から帰国してもう1年経ちます。帰国後、約1年間日本でやってみて、アメリカでの4か月は凄く充実したものだったと今になって感じますね。
でも、ブレイクスルーを起こすことは難しく、「これ以上、上に行けない」と帰国時は挫折を感じていました。
アメリカの方が団体の大きさとか勢いもある。それに売れる道筋も明確。
団体の垣根を越えた出世街道があって、ほぼ全員がその出世街道を歩もうとしているんですよ。団体ではなく、選手が出世街道に乗ろうとしている。
自分は、その出世街道の途中、1個の障害を3か月半では 乗り越えられなかった。もう、これを乗り越えるのは難しいと感じました。
――改めてアメリカに行くという計画や行きたいという希望はありますか?
翔太:最初はそんな気持ちはなく「もうダメだな」って思っていたけど、帰国して何試合か戦う中で、「もう1度アメリカに行く」というモチベーションが生まれ、「よし、もう1回行こう」っていう気持ちになっています。
――かなり厳しい世界なんですね?
翔太:シビアなんですよね。シビアっていうか、もう白黒ハッキリしていますね。
――アメリカでレスラーとしての階段を上がるんだったら、向こうに住むくらいの覚悟がないといけないんですね。
翔太:よっぽどじゃない限りそうですね。今、特に日本の女子レスラーの評価が高い。
スキルもそうだし、集客力もものすごくあります。男子は群雄割拠でなかなか生き残れない。
単純にレスラー人口も多いし、欧米人に比べて日本人は身体能力も敵わないというのはすごく大きい。アメリカに 中期長期でいないと「これ以上はいけないな」とハッキリと感じました。