――昨年、坂崎選手と瑞希選手が戦った時、2人は前哨戦でタッグを組むこともありましたが、試合中にアシストされるのを瑞希選手が嫌がりました。辰巳選手は前哨戦で、渡辺未詩選手と組むことはないですよね。
辰巳:2.11後楽園まで「タッグを組みたくない」と言いました。普段から未詩とは仲が良く、試合後一緒にご飯を食べに行ったり、一緒に練習したり、結構一緒に行動することが多かった。誰かの家に泊まりにいく時も、未詩と一緒にいることが多いですね。それは対戦が決まった今でも変わりません。ただリング上は別なので。
――渡辺未詩戦に向けて対策はありますか?
辰巳:頭の中で作っている最中です。ただ、未詩に関しては少し余裕があるのかもしれませんね。やはりユカちゃんに勝ったというのが大きいし、挑戦を受ける立場なので気持ちの部分で余裕があります。
未詩はパワーで来ると思います。でも未詩のジャイアントスイングだけは受けたくないですね。あの技は、私がプロレスで1番苦手な技かもしれません(苦笑)。
だから、ジャイアントスイングを受けず、未詩のパワーを上手く交わして私が勝ちます。
――最後に、この一戦を楽しみにしているファンの方に一言お願いします。
辰巳:今年2回目の後楽園ホール大会であり、私の初防衛戦でもあります。東京女子が上を目指すにあたり、大切な1日になることは間違いありません。また私が絶対王者として君臨するためにも負けるわけにはいきません。
コロナで自由に声を出せる状況ではありませんが、私たちは精一杯戦いますので、皆さんも心の中で精一杯応援して下さい。
<インフォメーション>
東京女子プロレス史上初、2ヶ月連続での開催となる後楽園ホール。メインイベントはチャンピオン辰巳リカ選手が、“白昼夢”タッグパートナーである渡辺未詩選手の挑戦を受けるプリンセス・オブ・プリンセス王座選手権。詳細はこちらをご確認ください
また2.11後楽園大会の模様は、動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」でLIVE配信されます。
取材・文/大楽聡詞
写真提供/DDTプロレスリング