9.9大田区大会、藤田ミノルをパートナーに、Ω(オメガ)の火野裕士&大石真翔組を破りKO-Dタッグ王座を戴冠したKANON。
試合後のバックステージで挑戦表明してきたのは、ROMANCE DAWN(ロマンスドーン)の高尾蒼馬&翔太。
10.4新宿FACEでのKO-Dタッグ戦。高尾蒼馬&翔太組を挑戦者に迎え、第79代王者組の初防衛戦が行われる。
KANON(カノン)1996年9月23日生まれ、石川県金沢市出身。2017年頃、名古屋のイベントでTAKAみちのくと出会い即スカウトされ、JTO(プロフェッショナルレスリングJUST TAP OUT)に入門。2019年7月8日後楽園大会、武蔵龍也戦でデビュー。2022年4月10日後楽園大会からのDDT参戦。2022年5月にDAMNATION T.A(佐々木大輔&MJポー&KANON)でKO-D6人タッグ王座を戴冠。
――KANON選手はJUST TAP OUT出身、対戦相手のΩの2人はK-DOJO出身。藤田ミノル選手もK-DOJO旗揚げ当時に参戦と、TAKAみちのく選手が師匠です。その繋がりあるメンバーとのKO-Dタッグ選手権はいかがでしたか?
KANON:火野裕士はTAKAさんに対して師匠という認識はあまりないみたいだね。8.13後楽園で自分がKO-Dタッグの挑戦表明した時、「TAKAみちのくを1回も師匠と思ったことない」と言っていたから。
自分としてはKO-Dタッグ王座への挑戦、そして戴冠はKO-D6人タッグから1段階ステージが上がったと思う。
――ステージアップと同時に、ここ3、4か月くらいでKANON選手の体型が大きく変化したと感じています。タイトル戦への照準を考えながら体格のビルドアップを目指したのですか?
KANON:DDTでやっていくなら体格改造は必要だし、体をデカくしといて損することはないよね?それに、もともとトレーニングは好きだったから、やり続けた結果だと思う。
――ビルドアップさせるためのトレーニングにシフトしたということでしょうか?
KANON:体重を絞るんじゃなくて、どっちかというと大きくすることを目指した。と言うのも去年のD王 GRAND PRIX 2022、自分と同じBブロックのメンバーに火野裕士、樋口和貞、納谷幸男、そしてクリス・ブルックスがいた。ご存じのとおり、みんなデカい。
D王に向けてトレーニングしていたけど、自分の体の作りが甘かったな、と。自分では「DDTの中では体がでかい方だ」と思っていた。
でも、あれだけのヘビー級と対戦した時、パワーの差が出た。そこから体作りを見直した。
パワー負けするのも嫌だし、自分のフィニッシャーの一つにコブラツイストがあるけど、コブラツイストを決めるにしても パワーが必要だなと考えた。
パワーがあった方が技に入りやすい場合もあるから、体はデカくした方がいいと。だから、よりパワーをつけるトレーニングをしたんだ。