佐々木さんはインサイドワークに長けている
――8.27後楽園大会、ケガで欠場中のMAO選手の代わりで小嶋選手が出場となり、佐々木大輔選手とのシングルマッチが再度実現しました。
小嶋:このシングルマッチは、突然だったんですけど、MAOさんが出られなくなったので、自分がいこうって思いました。 気持ちは勝俣さんの時と同じでしたが、この時は自分の中で即決でした。KO-Dタッグ王座戦を経験したから、そう思えたっていうのはあるかもしれないです。
――6月のKO-Dタッグ王座選手権試合は、小嶋選手にとってターニングポイントだったのですね。
小嶋:そうですね。やっぱり勝俣さんの無念を果たしたい想いがありながらも、自分が挑戦して勝てるのかっていう迷いが頭をよぎったり、いろんな思いが邪魔していた。
でもKO-Dタッグ王座戦を経験して感じたのは、「自分から闘いに行かなきゃダメだな」と。だからMAOさんが ケガして出られなくなった時に、「やっぱり自分が行かなければ」って思いました。
――佐々木大輔選手とのシングルマッチは、7月7日と8月27日。その間、約2か月ありましたが、1回目よりも2回目の方が佐々木選手の背中が見えていましたか?
小嶋:佐々木さんは本当に不思議なんです。見えているように思わせているのかなとも思ったり。毎回違う闘い方で、自分の中で「いけるかも」と思っても、その隙を突いてくる。だからこそ、佐々木さんは強いのかなと。
佐々木さんの背中が見えたって一瞬感じる時はあるんですけど、やっぱり負けて考えると、「いや、まだだな」って思います。佐々木さんは試合運びや駆け引きが上手くて、インサイドワーク(戦術)が巧妙だと感じます。
<後編に続く>
<インフォメーション>
9月24日(日)東京・後楽園ホール「Who’s Gonna TOP? 2023」で、スペシャルタッグマッチ~DDT vs AJPW・上野勇希&小嶋斗偉 vs 青柳亮生&田村男児 が行われる。KO-D6人タッグ王者組のEruption(坂口征夫、赤井沙希、岡谷英樹)が全日本プロレスTV認定6人タッグ王座を奪取し、9.8代々木では秋山準、高木三四郎、岡田佑介組が参戦。DDT勢と全日勢の対抗戦が続いている中、本大会は、The37KAMIINAの上野勇希&小嶋斗偉と全日本プロレスの前世界ジュニアヘビー級王者・青柳亮生、田村男児組の新世代による対抗戦となる。
◆詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
◆今大会はプロレス動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で完全生中継いたします。
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取材・編集/大楽 聡詞 文/黒澤 浩美
写真提供/DDTプロレスリング