井上凌 2002年8月18日生まれ、福岡県久留米市出身。2022年1月、田村男児戦でデビュー。同年11月からレガースを着用、キック主体のファイトスタイルに。3月、目標とする川田利明にちなみ黒と黄色をベースにした新コスチュームに変更。9.23後楽園でEvolutionの諏訪魔&佐藤光留と組み、DDTプロレスの納谷幸男&高鹿佑也&瑠希也と対戦する。
7.2後楽園大会で亮生から世界ジュニアヘビー級王座を奪取したエル・リンダマン。しかし「価値があるのは歴史だけ」と全日本の至宝である世界ジュニアベルトを雑に扱う。
その行為に怒りを爆発させリンダマンに挑戦表明したのが井上凌。7.23大阪でエル・リンダマンと世界ジュニアが行われた。その試合を井上に聞いてみると…
「世界ジュニアへの挑戦ははじめて。とにかく何もできませんでした。この日のために練習したソバットもアームロックも出せませんでした。完全に王者の手のひらで転がされましたね。圧倒的な力の差を感じたので、その差を埋められるように改めて頑張りたいと思います」
9.8代々木大会、約3年ぶりに現DDTプロレスの秋山準が参戦しEvolution vs DDT 6人タッグマッチが行われた。その際、DDTのセコンドにいた納谷幸男と諏訪魔に遺恨が生まれた。
9.23後楽園で井上はEvolutionの諏訪魔&佐藤光留と組み、DDTプロレスの納谷幸男&高鹿佑也&瑠希也と対戦が決定した。井上にDDTプロレスの印象を聞いてみると意外な答えが…
「DDTプロレスは路上プロレスを始め、戦う場所もルールもさまざま。エンタテインメント性が強い団体です。実はその面白さに惹かれて入門を考えました。ただエンタメ要素の強いDDTよりも体の大きいレスラーたちがぶつかり合う王道マットでの闘いを僕は選択しました。今は、その選択に間違いなかったと自信を持って言えます」
意外にもDDTに興味を抱いた時期があるという井上。最後に9.23後楽園大会に臨む意気込みを聞いてみた。
「DDTプロレスのレスラーと戦うのは楽しみですね。ただ、この試合は対抗戦です。僕も『全日本プロレス』の看板を背負いリングに上がります。これまでの対抗戦では良い結果を出すことができなかった。全日本プロレスに貢献ができてない。だから、9.23後楽園では僕の勝利でキッチリ試合を決めたいと思います」
<インフォメーション>
9.23後楽園ホール「#ajpwジャイアントシリーズ2023」が開催。諏訪魔&田村男児&井上凌vs納谷幸男&高鹿佑也&瑠希也が行われます。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
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取材・文/まるスポ編集部
写真提供/全日本プロレス