2022年9月18日、全日本プロレス50周年記念大会で新日本プロレスの永田裕志戦でデビューした安齊勇馬。敗れたものの新人とは思えないファイトで対戦相手の永田が絶賛。世界最強タッグ決定リーグ戦は永田と組み出場。最終戦で諏訪魔から直接ピンフォールを奪った。その活躍もあり2022年プロレス大賞新人賞を受賞。デビューして1周年のスーパールーキー安齊、今の心境は…
――デビューして1年。レスラーとしてどんな1年間でしたか?
安齊:デビュー戦から永田裕志さんと戦わせていただきました。場所も50年記念大会で日本武道館。その後もシングルマッチ、世界最強タッグ決定リーグ戦、他団体との対抗戦、チャンピオンカーニバル、ノアのN-1 VICTORY。想像してなかったことが押し寄せてくる1年でした。この1年を年表にしただけでも、かなり密度の濃いものに仕上がると思います。
――9.8大田区大会、安齊選手は宮原健斗選手と対戦しました。この試合を振り返っていただけますか?
安齊:宮原さんとのシングルマッチは初めて。タッグでも対戦したことはほとんどない。宮原さんの三冠戦をセコンドで見ていた僕が15周年記念試合に指名していただき、とても嬉しかったです。
この試合、僕は120%の力を出し切ったと思います。今まで使ったことない「ドラゴン・スープレックス」も出して、すっからかんになるまでやり切ったのに、宮原さんには余裕があった。スーパースター宮原健斗15年の重みを感じました。
――ドラゴン・スープレックスの他にも宮原対策は用意していたのでしょうか?
安齊:後ろからのジャンピング・ニー・バット。とにかくがむしゃらに膝を当てた技。でも全部出しても3カウントを取れなかった…本当に宮原さんとの距離を感じましたね。カウント2までは行くけど、あと1つが遠かったです。