――たしかに亮生選手とMAO選手は共通している部分が多いと感じます。
青柳:DDTさんは独特なルールの試合があったり、おもちゃを使ったり、発想もスゴイじゃないですか。そういう点ではMAO選手はプロレスのやり方について、いろんなものを知っているのかな、と。でもMAO選手が手の届かない存在だとは思っていないです。ファイトスタイルが近い中で、最大限色々なことをしている人だっていうのは感じています。そういうものを吸収したい、触れてみたいっていうのはありました。
――3.1ジュニアの祭典では新日本プロレスのマスター・ワト選手、7.20ノア新宿大会でGHCジュニアのHAYATA選手に挑戦と、いろいろなものを吸収しているように感じます。その先にあるのは世界ジュニアを取り戻すことですか?
青柳:自分が流出してしまったので、ベルトを取り戻したい気持ちもあります。しかし、「ベルトをどうにか早く獲り戻したい」というより、今は目の前のことを一個ずつやっている状態ですね。
今すぐ取り返しに行くのもいいんですが、それだと僕が持っていた時とあまり景色が変わらない。先に進んでいるような気がしない。自分のレベルをガンガン上げてから取り戻して、そこからまた全日本ジュニアの景色を変えていきたい。更に向こうへ行くために、今はいろいろなリングや団体に出場し刺激に触れる時間なのかな。
――そういう意味で、刺激をもらって積み上げている段階なのでしょうか?
青柳:いや、まだ積み上げるパーツを色々集めている段階ですね。その集めたパーツが全部フィットするかって言ったら、そうじゃない。今は自分に合いそうなパーツをいっぱい集めるイメージです。
<インフォメーション>
9.23後楽園ホール「#ajpwジャイアントシリーズ2023」が開催。青柳亮生は宮原健斗&ライジングHAYATOと組み、鈴木みのる&土井成樹&大森北斗組と戦います。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。なお9.24 DDT後楽園大会はDDTプロレスWEBサイトをご確認ください。
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取材/大楽聡詞 文/黒澤浩美
写真提供/全日本プロレス