9.23後楽園大会で三冠ヘビー級選手試合「青柳優馬vs本田竜輝」が決まった。三冠ヘビー級王者として4度目の防衛に挑む青柳優馬。今回のタイトル戦、三冠王者・優馬が本田を指名したことで対戦が決定。なぜ、優馬は王道トーナメント準優勝の本田を指名したのか…
第70代三冠王者・青柳優馬は、7.2後楽園大会で前王者・永田裕志を倒し初戴冠。流出していた三冠ベルトを王道マットに取り戻した。その後、7.22松江大会で成長著しい大森北斗の挑戦を退け、8.6千葉大会では三冠王座の最多戴冠記録8回を持つ諏訪魔に勝利。9.3長岡大会で王道トーナメント2023覇者・小島聡を下し防衛記録を「3」に伸ばした。その試合後、優馬は4度目防衛戦の相手「本田竜輝」を次期挑戦者に指名した。
「王道トーナメントの一回戦で本田に負けたことが1つの理由です。今年のチャンピオンカーニバルでも敗れてます。本田には戦績が良くないですが、三冠ヘビー級王者として結果を放置しておくわけにはいかないですね」
本田は昨年のチャンピオンカーニバルに初出場。その時は勝ち星がなかったが、今年のCCは4勝3敗と大躍進。8月の王道トーナメントも優馬だけでなく、宮原健斗、諏訪魔を破り準優勝に輝いた。
「本田は2019年9月に全日本プロレスに入団。その時から光るものじゃないけど、他の選手と違うものを感じていたんです。それが『いつ、お客さんの前で分かりやすく出るのかな』と正直楽しみにしている部分があったんですけど、それが自分の思っていた以上に早くて脅威を感じています。本田は、元々会場人気が高かった。それが王道トーナメントで準優勝して、ようやく分かりやすい形で開花したのかな、って感じてます」
優馬はチャンピオンカーニバルの4.22新潟大会、王道トーナメント8.21新木場大会ともに本田のファイナルベントからフォール負け。第70代三冠王者としてシングル3連敗は許されない。ただ王者には防衛後のビジョンがあるようだ。
「そろそろ五冠王者として責任を果たしたい。三冠へビー級王座と世界タッグ王座の同日タイトルマッチ開催をお願いしたいと考えています。三冠王座も本田に防衛すれば4度目。世界タッグ王座もSAITO BROTHERSに勝てば4度目の防衛。5冠王者の同日タイトルマッチは、先人たちがやってないことなので是非とも実現したいですね。第1試合で世界タッグ戦を行い、メインイベントで三冠ヘビー級戦もいいですし、セミファイナル、メインと続けてタイトル戦を開催してもいい。これは僕にしかできないこと。その実現にむけて、9月23日は絶対に三冠ベルトを防衛します!」
<インフォメーション>
9.23後楽園ホール「#ajpwジャイアントシリーズ2023」が開催。三冠ヘビー級王者の青柳優馬が本田竜輝を挑戦者として指名。4度目の防衛に挑みます。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
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取材・文/まるスポ編集部
写真提供/全日本プロレス