【東京女子 辰巳リカ】念願のベルトを手に、初防衛に挑む!(前編)

――地元にいるとき、テレビでプロレスを観たりしましたか?

辰巳:全く観ていないですね(苦笑)。上京してDPGのメンバーとして活動していく中でプロレスに触れました。メンバーの中にアントーニオ本多選手やトランザム☆ヒロシ選手がいたので、自然な流れですね。

 最初にミュージックビデオを撮影した時、アントン選手に技を掛けたんです。すると周りの人が「なかなかやるな」と褒めてくれるんです(苦笑)。それでプロレスの楽しさを知っていきましたね。

 その時の音楽グループの衣装が、マスクを付けキューティー鈴木選手のような白いコスチュームを着ていました。「衣装を着たときの姿がレスラーっぽいのに、全然プロレスを知らないぞ」と思い、プロレスを見始めました。

――学生時代、何かスポーツをしていましたか?

辰巳:中学3年間はバレーボールをしていました。おかげで20cm近く身長が伸びました。中1で144cmだったのが、中3で162cmになりましたから。親の遺伝もあると思いますが、一気に背が高くなりましたね。高校はスポーツではなく、軽音楽部でバンド活動してました(笑)。

――中学時代のバレーボール経験が、レスラーとして今に活きていますね。

辰巳:練習中とかも、初めての技とかを「バレーのこういう感じか」とか…

――プロレスの技をバレーボールで捉えるのですか?

辰巳:受け身の感じも、バレーでいうレシーブの感じに近いですし、柔軟で身体を柔らかくしておくのも、バレー時代の経験が少しは役に立っていると思います(笑)。

――辰巳選手は想像力が豊かですね。ところで辰巳選手は2015年に改名しました。高木三四郎社長から「辰巳リカ」という名前を提案されたと伺いました。おニャン子クラブ世代ですと、会員番号15番の立見里歌さんを連想してしまいます。

辰巳:おニャン子クラブが活動していたのは、私が生まれる前だったので、立見里歌さんを知らないんですよ(苦笑)。リングネームに関しては、こだわりはなかったです。本名が「りか」なので、それは残したいと高木さんに話したところ、「辰巳リカ」になりました。

 ファンの方の中にも、おニャン子世代の方がいるので「リングネームを辰巳リカにしたら喜んでもらえるかな?」という軽いノリで決めました(笑)。

 立見里歌さん本人も、SNSで私の存在を知ってくれて1度会場に来てくれました。

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