嗚咽を乗り越え、EXTREME王座初戴冠!
――そしてその戦いを経て、6.25後楽園「What are you doing 2023」、人生初のメインイベント。第58代DDT EXTREME王座決定戦3WAYダンス。以前からメインだけは絶対嫌だっておっしゃっていました。
平田:嫌でしたね。
――それはやっぱりメインは独特の緊張感というか重圧があるんですか?
平田:まあ、僕、何試合目でもプレッシャーを感じたり緊張したりするんですけど、嗚咽を覚えるんですよ。試合順が後になればなるほど、嗚咽の時間が長くなって、胃が痛くなっちゃう。
――この大会はメインで最後だったので、長時間胃が痛いままの大会でしたか?
平田:そうですね。何回嗚咽したことか。おおよそ36回くらい嗚咽を覚えました。控え室にいる時に試合モードに入ると始まっちゃうんです。家にいるときはまだ大丈夫なんですけどね。
――このDDT EXTREME王座決定戦3WAYダンスは、3選手が同時に試合を行い、3カウント・ギブアップ等で敗れた選手は退場というルール。最後の1人になるまで試合を行うサバイバル形式でした。最初にヨシヒコ選手が退場、そしてMAO選手との一騎打ちになりました。
平田:MAOとのシングルマッチは、実はその約2ヶ月前、4月16日に新潟で戦ったのが初だったんですよ。「多分このシングルで一生ないだろうね」とMAOと話してたら、EXTREME王座決定戦の後楽園ホールでも一騎打ちになったんで、 何があるかわかんないな、って。
――アイアンマンヘビーメタル級王座以外で、メインで獲得した初のシングルタイトル。ご自身の腰にベルトが巻かれた瞬間はどうでしたか?
平田:なんか思ったよりいいものでした。やっぱり、アイアンマンよりずっしりとした重みがありました。アイアンマンはペラペラで軽いんで(笑)。
<後編に続く>
<インフォメーション>
9月9日(土)東京・大田区総合体育館でビッグマッチ「DDT BIG BANG 2023」で、『DDT EXTREME&アイアンマンヘビーメタル級両選手権試合~人類みな平等!平田一喜デスマッチ』<EXTREME王者>平田一喜vs土井成樹<アイアンマン王者>が行われる。両者共に平田一喜として試合を行い、試合中あまりにも平田として相応しくない技・技術・行動をした場合、特別ジャッジ2名の判断によりその行為は無効となり試合が一時ストップされる。
※平田は第58代DDT EXTREME王座3度目の防衛戦、土井は第1573代アイアンマンヘビーメタル級王座防衛戦。期待の注目カード!
◆詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
◆今大会はプロレス動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で完全生中継いたします。
平田一喜 X(旧Twitter)
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取材・編集/大楽 聡詞 文/黒澤 浩美
写真提供/DDTプロレスリング