――カヌーホームの本拠地はどちらになりますか?
江盛:会社の所在地は神戸です。ただ、活動拠点としているのは私が住んでいる愛知県です。カヌーを拡めていく仕事として全国に足を運ぶことになるので日本の真ん中、そしてアクセスのいい場所ということで「愛知」にしました。西にも東にも行きやすいエリア。また愛知は、カヌーが盛んな地域でもあります。
――設立からまる3年、いろいろと苦労もあったと思います。
江盛:そうですね。立ち上げたての法人で、最初は認知度もない状態なので、なにもかもが手探りのスタートでした。どういったものが現場で必要とされていて、みんなが喜んでくれるものになるか、試行錯誤の日々でした。
――難しい問題ですよね。僕もニュースサイトを立ち上げて取材依頼した時、同じような経験をしたことがあります。新しいもの「0(ゼロ)を1にすること」を周囲に理解してもらうためには大変ですよね。
江盛:そうですね。尾野藤さんはカヌー界で名が知られていたものの、私の名前やカヌーホームの存在は、3年間、取材やライブ配信などの活動を通じて少しずつ覚えていただきました。
また、当初自分自身スプリント競技以外のことをほとんど知らなかったこともあり、カヌースラロームなど様々な種目について、またレジャーカヌーについても知ることもとても重要なプロセスでした。
1年目には、3~4か月かけて47都道府県に取材に足を運んだり、2年目以降も大会やイベントで取材やライブ配信を行いました。だんだんと、会うたびにいつも温かい声をかけてくださる方など、たくさんの方に出会いました。
大会会場に行けば、「久しぶりですね!元気にしていましたか?」と声をかけあう機会が増えて、ある意味、自分にとって、「カヌー」が「ホーム」になったと感じる瞬間でした。
<後編に続く>
<インフォメーション>
第1回オンラインエルゴ選手権大会
2021年1月30日(土)10:00~ レース開始
北は秋田から、南は鹿児島まで、全12都府県14か所を同時接続しレースを実施!
ライブ動画は下記サイトからご覧いただけます。