――レスラーは痛みに強いですね。クリス選手はパワー対パワーの試合もできるし、サブミッションも対応可能。さらにハードコアもできる。さまざまな試合形式で戦うレスラーですね。
クリス:プロレスはどんな試合形式も楽しいです。例えるならビュッフェみたい。洋食、和食、魚、肉、ご飯…いろいろなものを味わいたい。そういう感覚です。
ちなみに最近はすき家の牛丼が好き。一週間くらいなら一つのものを食べ続けていても大丈夫。でも翌週になると、違う味が食べたくなるのと同じ感覚かな(笑)。
自分のスタイルを貫き通すレスラーが結構多く、それはもったいないと感じています。やっぱりプロレスって幅のあるものだし、多種多様なスタイルがある。せっかくプロレスラーでいる以上、いろんなスタイルをやっていきたい。自分が 飽き性なのもあるかもしれないですけど(笑)。
だから竹下選手とハードにパワーvsパワーで戦う時もあれば、勝俣選手とさまざまなアイテムを使ってハードコアマッチを戦ってみたり、女性レスラーと戦ったり路上プロレスをしたり、いろんなことに挑戦してみるという意味も込めて、一つだけにこだわらない。
――今まで様々な試合形式で、いろいろな選手と戦ってきて、印象に残っている選手はいますか?
クリス:実際、1人のレスラーに絞ることは難しいけれど、あえて1人挙げるとしたら、MAO。MAOはちょっと違った考えの持ち主というか、予想外の発想力で、いろんなスタイルができる。そういうところが好きですね。
あとは竹下、高梨さんや駿河メイさん、朱崇花とか…名前を挙げたらきりがないくらいいっぱいいます。一人一人それぞれみんな好きです。
いろんなスタイルが好きだから、「今日この瞬間はこの人とこれをやりたい」と思っても明日は変わっているかもしれない。 やっぱり毎日対戦相手が変わっていくのがプロレスの魅力ですね。
<後編に続く>
<インフォメーション>
チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで生配信されます。
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通訳/田原 昇龍
文・取材/黒澤 浩美
写真提供/DDTプロレスリング