【DDTプロレス クリス・ブルックス 前編】シングルマッチの頂点に立ってDDTに恩返ししたい

2019年初来日し、今年で4年目を迎えるクリス・ブルックス。自分をとりまく環境や関わる人々にリスペクトの意を込め、常に感謝の心を持ち続けている。これまで「KING OF DDT」「D王 GRAND PRIX」で結果を残せていないクリスは、今大会「KING OF DDT 2023」に並々ならぬ思いで挑んでいる。

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2022年、充実感があった高梨とのタッグ。シングルは課題が残る

――2021年9月26日、竹下幸之介選手へのKO-D無差別級タイトル挑戦以来の取材となります。昨年はどんな一年間でしたか?

クリス・ブルックス(以下、クリス):2022年はユニット「CDK(Calamari Drunken Kings)」としてパートナーの高梨将弘選手との活動が多く、台湾、シンガポール、イギリス、ドイツと海外遠征も行ったし、アジアドリームタッグ王座のタイトル、SPWタッグのタイトルにも参加して優勝もしました。

ただ昨年のシングルマッチでいうと、KING OF DDTで吉村直巳選手に負けてしまったし、4度目の出場となったD王GPも2勝3敗。それにシングルタイトルに挑戦していない。

2021年の竹下幸之介選手とのKO-D無差別級タイトルマッチで、シングルプレイヤーとしてはすごく良い地位まで上りつめたと思ったけど、この2022年は、ちょっとステップバックしてしまったという感覚がある。タッグマッチは自分でも充実感があるけど、シングルマッチは成績を残せなくて課題の残る一年でしたね。

――2022年の一年間を振り返って頂きましたが、僕も高梨選手とのタッグの印象が強く残っています。クリス選手は高梨選手の存在をどのように感じていますか?

クリス:マサさん(高梨将弘)のことは、すごく尊敬している。それとマサさんは面白いプロレス頭の持ち主。プライベートでも仲良くしてくれて一緒にお酒を飲むのも楽しい。

マサさんは、海外にいろんなツテがあり、古き良きDDTの コネクションを持っている。10年以上前だけど、その時KO-Dの無差別級のチャンプにもなっている。そういったスタイル は自分が初めてDDTを見た時のスタイル。だからこそマサさんのことは尊敬している。

今のDDTは今のDDTで大好きだけど、ちょっと味が違うというか。自分としては、やっぱりマサさんがトップだったDDTがすごくドストライクです。

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