【DDTプロレス MAO(後編)】~今だからこそ必要。MAOが追い求める“UNIVERSAL”の意義~

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DDT UNIVERSAL王座への熱き想い

――まもなく開催のゴールデンウィークビッグマッチ、5.3横浜武道館「MEGA MAX BUMP 2023 in YOKOHAMA」でDDT UNIVERSAL王者の遠藤哲哉選手への挑戦が決まりました。

MAO:僕の中でDDT UNIVERSAL王座には思い入れがあります。去年、このタイトルを保持していた時より世の中が良くなっている。制限がなくなった世の中だからこそDDT UNIVERSAL王座が必要なんです。去年と今ではちょっと意味合いが違ってきます。

――例えば3月のハリウッド大会、MAO選手がDDT UNIVERSAL王者として渡米していたら違っていましたよね。

MAO:そうなんですよ。最初、DDT UNIVERSAL王座に挑戦表明した時はハリウッド大会の前。3.21後楽園ホールの土井成樹さんと遠藤さんのタイトル戦の勝者に挑戦するつもりでした。てっきり僕は勝者が土井さんだと思っていたんですよ。

土井さんは他団体でも幅広くやっているし、“UNIVERSAL”という意味合いは守れていて、まさにDDT UNIVERSAL王者だなと。でも敗れてしまい、遠藤さんが王者になった。

「ここは、どうやって挑戦にこぎつけようかな」って考えた時、同郷同士なので『宮城対決』とうたった方がお客さんにも伝わりやすいと。それで良いと思っていました。

でもハリウッドに行って少し考えが変わりました。自分はDDT UNIVERSAL王者じゃないですけど、アメリカで自分の足で動いてDDTと自分の知名度を上げるために限られた時間の中、精力的に活動しました。

アメリカ滞在中、「“UNIVERSAL CHAMPION”とはどうあるべきか、DDTのためにどのような存在であるべきなのか」と悩んでいろいろ模索して考えました。

――その想いを5.3横浜大会で遠藤選手にぶつけるのですね。それでは最後に5.3横浜武道館に向けての意気込みをお願いします。

MAO:誰が見ても、どの国の人が見ても9割以上の人がMAOにベルト獲ってほしいだろうっていう空気を感じるんですよ。自信を持ってそうだと断言します!

今の遠藤哲哉がDDT UNIVERSAL王座を持ったところで、そして持ち続けたところで、「MAOがDDT UNIVERSAL王者として見せる新しい景色」を、遠藤哲哉が奪う権利はないと思うんですよ。

僕がベルトを獲得した方が、みんなにいろんな景色を見せていける。世界中からMAOと試合したいっていう声も届いている。僕が絶対獲った方が日本にいろんな選手を呼べるし、はたまた海外でDDT UNIVERSALタイトルマッチもできる。”UNIVERSAL”の名に恥じない新しい景色が無限に広がります。

僕が絶対に持つべきだと思っているんで、MAOがDDT UNIVERSAL王座を絶対獲ります!
(おわり)

<インフォメーション>
5.3横浜武道館「MEGA MAX BUMP 2023 in YOKOHAMA」で王者・遠藤哲哉選手の持つDDT UNIVERSAL王座に挑戦するMAO選手。詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
なお試合は動画配信サイトレッスルユニバースで配信されます。

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MAO Instagram

文/黒澤浩美 取材/大楽 聡詞
写真提供/DDTプロレスリング

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