インディシーンはMAO、竹下幸之介さんはメジャーシーン
――海外、またありますね?
MAO:せっかくDDTが注目度の高い興行を開催したので、無駄にしたくない。 そうやって、まずは「MAOって誰?」とみんなが気になって、日本のDDTという団体でやってるのを知ってもらえれば、それをキッカケにみんながDDTを観てくれるだろうし。
「竹下がいる団体なんだぁ。飯伏がいた団体?ケニー・オメガやサミゼインもいた」とか、そこから色々広がるじゃないですか。だからなりふり構わず、まず自分が有名になろうと思い、とにかく自分を売り込みましたね。
――ところでMAO選手は、バンドを組んで音楽活動もやっているそうですが、バンドや自分の売り込み、知名度を上げる方法など、アメリカでの行動と共通点がありそうですね。
MAO:そうですね。僕はギター担当で友達のバンドのコピーバンドをやってるっていう、めちゃめちゃ複雑な…一言でいうと、コピバンなんですよ。
ライブハウスが活動の拠点なので「ライブハウスの横の繋がり」には強いです。そういった意味では、アメリカでの交友関係や繋がりの作り方はバンドマンそのものでしたね。
簡単な自己紹介や挨拶から始まって、打ち上げで一緒に盛り上がって仲良くなって、そのまま一緒に企画打つとか。基本やっていることは変わらない。そのまま一緒に酒飲んで仲良くなって同じ大会出るとか。バンドの経験が生きた気がしましたね。
――アメリカで自分を売り込む方法は友達作るのと一緒なんですね。
MAO:日本とアメリカ、基本やっていること自体は変わらなかったんですよ。
――そうなると日本だけじゃなく、アメリカでも活動したいですね。
MAO:問題なくできると思います。でも住みたくはない(苦笑)。だから竹下さんにはAEWでトップ目指してメジャーシーンでガンガンやってもらい、僕はインディシーンの1番を取ってやろうかと。
――今のマイク・ベイリーのポジションですね。
MAO:アメリカのインディシーンはMAOに任せてくれ。竹下さん、メジャーシーンをお願いします(笑)
――アメリカのメジャーシーンに行く気はないですか。
MAO:いや、チャンスがあれば出たいですけど。元々WWEのプロレスとかあんまり興味ない。どっちかというと、やっぱり向こうでもインディシーンが好きなんです。
GCWやROH、インパクトのTNAやPWGといった向こうのインディが結構好きなので。