――秋山戦に向けての対策はありますか?
竹下:まだ立ててないです。なぜなら左腕がどこまで回復するのか分からないので…。ただ、だいぶ回復してきました。12.12成増、HARASHIMAさんの時から比べると何倍も良くなっています。
ここで秋山選手の一点集中攻撃を受けたら左腕がどうなるのか恐怖心と不安がありますけど、それを埋められるだけの回復力を僕は持ち合わせているので。
――12.12成増から12.27後楽園まで約2週間で大丈夫ですか?
竹下:毎日ジムでトレーニングし筋破壊を繰り返しているので、回復は早い方です。
――まだ優勝決定戦が残っていますが、2021年の抱負を教えて下さい。
竹下:僕は必ず目標を年末に立てます。これを立てないとボヤけた感じで1年過ごすことになるので。去年の年末にも立てましたけど、今年に関してはコロナで何も叶いませんでしたね。こんな年は今までなかったですし、苦しい1年でした。
正直なところ、このパンデミックが今後どうなるのか読めないので、来年のヴィジョンを考えるのは難しい…ただ苦しい時期を耐え凌いだ後には良くなることしかないので、良くなる瞬間にDDT全体で上昇したいですよね。
その起爆剤になるのは、もちろん試合だと思います。2020年は無観客試合を行いました。有観客になってもお客さんが声を出せない。お客さんも辛いし僕たちも辛い、その中で耐えて耐えてやっているので、2021年はドカンと行けるように「心に残るような試合をし続ける」だけですかね。
――最後にD王GP優勝決定戦を楽しみにしているファンの方に一言お願いします。
竹下:とにかく2020年、もう一生こんな苦しい1年間を経験する事はないと僕は信じています。その集大成になる1試合なので、僕もこの1年のモヤっとした気持ちとか苦しかった気持ちとかネガティブな気持ちを全部引っくるめて秋山選手にぶつけます。
お客さんも声は出せないけど、2020年の嫌なものは2020年のうちにスッキリして欲しい。だからそのネガティブなものを僕が全部背負ってリング上で爆発させたいと思います。総決算である12.27後楽園大会を是非楽しんで下さい!
<インフォメーション>
DDT最強レスラーを決めるリーグ戦「D王 GRAND PRIX 2021」の優勝決定戦が、いよいよ12/27後楽園ホールで行われる。Aブロックを勝ち上がった竹下幸之介は、Bブロック1位の秋山準と対決。果たして11.3大田区の雪辱を果たせるのか!詳細はDDTプロレス公式サイトをご覧ください。
動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで生配信が行われます。
竹下幸之介 Twitter
取材・文・写真/大楽聡詞
写真提供/DDTプロレスリング