――平田選手は3.1ジュニア夢の祭典にサプライズ登場。いつ出場が決まったのでしょうか?
平田:1か月くらい前に話をいただきました。「もしかしたらサプライズ枠かも…」とハッキリとは聞いていなくて。フタを開けたら本当にサプライズ枠でしたね(笑)。
対戦相手も「えっ、まさかのCIMA選手!」で。ドラゴンゲート時代は雲の上の存在で、会話もできなかった。
DDTに#STRONGHEARTS(ストロングハーツ)で参戦していたから面識はありますし、タッグで一回だけ試合はしたことがあります。
とは言え、やっぱりCIMA選手なので、入場曲が流れた瞬間、「やべえっ」と思いました(笑)。
――でもあれだけのメンバーが揃う大会で十分会場を盛り上げていました。
平田:試合前から超緊張していて、「これだけのメンツの中で『サプライズ・平田一喜』でお客さんは大丈夫か?」とヒヤヒヤしていました。
でも有難いことに皆さん暖かく、しかも超盛り上がってくれました。入場した瞬間に、「やってやるぞ」より「あっ、盛り上がってくれてる…」とホッとした感覚に包まれました。
あの歓声が無かったら、心が折れていた可能性がありましたね。
――会場の空気を「平田一喜ワールド」に染めて素晴らしい踊りでした。
平田:メキシコのヒーロー、’神の子’ミスティコの後でした。あの時、場の空気が新日本の雰囲気だったら「やばい」と思いましたが、入場したら声援も多く「これはイケるから、ふざけ散らかそう」とスイッチが入りました(笑)。
実は解説席のライガーさんに気付かなかった。ライガーさんがいるのを知っていたら、僕は大人しかったかもしれません。だからすごくラッキーでしたね(笑)。
――平田選手は3.1ジュニア夢の祭典の中で一番爪痕残したと思います。とても面白かったですよ。
平田:本当にありがたいですね。試合後、Twitterやインスタを新日本プロレスのファンの方からフォローされたり、DMで「おもしろかったです!」とメッセージもいただきました。