――旗揚げ戦が2013年12月ですよね!デビューまで3,4ヶ月しかないですよ。
坂崎:デビューが決まったのも旗揚げ戦の1週間前ですから。正直いっぱいいっぱいでした。でもプロレスは中毒性があるといいますか、「投げたら投げ返す」という反応の気持ち良さがありました。同時に旗揚げ戦で自分の不甲斐なさも痛感し「これは練習しなきゃ」と。
――東京女子プロレスの旗揚げ当時は、どのくらいのペースで試合を行なっていましたか?
坂崎:旗揚げ直後の試合は、月に1回ペースでしたね。その間隔がだんだん狭まってきて3年目くらいから月に2回。5年目くらいから月に3回。現在は週1回ペースになっています。
――2015年に「DDTドラマティック総選挙2015」が行われ211票を獲得し20位にランクインしましたね。
坂崎:ちょっと訳が分からなかったですね(笑)。その時、私はベルトを持っていた訳でもなく、結果を残していた訳でもないのに、「お客さんが支えてくれていたんだ」と感じました。それが数字に現れたので「もっと頑張らなきゃ!」と思いましたね。
――2016年5月には山下実優選手が持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に初挑戦しました。
坂崎:挑戦することもそうですけど、今の自分がどれくらいなのかをそこで測ることが出来たので。対戦して「まだまだダメだ」と思いましたね。
――坂崎選手は、自分のことを客観的に見ることが出来ますよね。
坂崎:なんか私って冷めていますよね(笑)。
――いやいや、そういうことではなく、レスラーは感情的に動くタイプと、冷静に分析して動くタイプがいると思いますが、坂崎選手の場合は後者かと思いました。先日のTDC大会の時も、最後に東女の選手を並べてお客さんに挨拶され、全体を俯瞰して見ることが出来る選手だと感じました。
坂崎:「全体を俯瞰して見る」ですか…そうなるとスタッフ側で、主人公ではないですね(笑)。昔から、ちょっとひねくれていました。自分が前に出るより、どこか客観的に物事を見るクセがあるんですよね(苦笑)。