――ギター以外で他に何か考えていますか?「こういう使い方をしてもらえると嬉しい」とかありますか?
永原:お箸とかでもありです!でもやはり音楽好きなので楽器に使われるのが良いかなと感じますね。ベースやドラムのスティックとか。
――その楽器を使って曲を演奏してもらったら最高ですね!
永原:それが叶ったらメチャクチャ嬉しいです!できる事なら叶えたい。
――ちなみに好きなアーティストはいますか?
永原:最近X JAPANめちゃくちゃ聴いています。
――現在、YOSHIKIさんはhydeさん(L’Arc〜en〜Ciel)やMIYAVIさん、SUGIZOさん(LUNA SEA)と一緒にTHE LAST ROCKSTARSで活動していますね。
永原:ロック系、J-ROCK系はよく聴きます。スケートボードとロックのコラボが実現したらすごいと思います。
――使用済みデッキ再利用の計画は、永原選手が旗振り役で進行していく予定ですか?
永原:はい、そうです。僕以外のスケートボード選手の方々からも使用済みボードをいただいて楽器を作りたい。そして、アーティストから1曲弾いてもらえたら…と勝手に想像しています。
――すごくいいことだと思います。
永原:物がありふれている世の中で、すぐ変えてすぐ捨てたりすることが当たり前のようになっています。使用したスケートボードをファンの方に渡す選手もいますが、もっと別のことに再生できたらいいと思います。
――樹木がスケートボードになり、そこから形を変えて楽器となり音を奏でたら素晴らしいですね。
永原:スケートボードと音楽って関係性が無いようですが、それぞれのプレイヤーにとってモチベーションを上げるために音楽は必要不可欠なもの。とても親密な繋がりがあります。
――永原選手の今後の目標を教えてください。
永原:目標は二つ。一つは競技者として世界一を目指すこと。昨年の全日本選手権で日本一を獲得したので、ステージを上げて世界一を獲れるように頑張ります。
そしてスケートボードを広める、伝えるという意味で、もう一つの目標はスケートボードの印象を変えたい。少なからずスケボーは素行不良のイメージがあるので、「クリーンなスポーツだよ」と。
ですから、お手本となるスケーターになれたらいいと思います。
<おわり>
取材/編集:大楽聡詞 文:黒澤浩美
取材協力/写真:株式会社SFIDA