――それは「引退」というゴールが決まっているからですか?

宮崎:それはあります。引退する前は大事な試合が多く無駄なカードがない。無駄なカードというと語弊があるけど、それまで培ってきた戦いの中で大切な相手や戦いがあり、戦いたかった選手ややり残した相手との試合を優先します。

私が引退までにやりたい試合で実現したのが「高橋奈七永とチャンピオンシップ」。

あと男子プロレスを見て衝撃を受けたブラックバファロー、金村キンタロー、ディック東郷、NOSAWA論外、それぞれとのシングルマッチ。ただディックさんとは日程が合わなくて戦えなかった。

そしてNEOの最後の大阪大会で里村明衣子とシングル対戦したこと。そんなエモい試合が多かった。

――普段は飲食店勤務、日曜日のみ限定参戦していたWAVEに完全に復帰した理由はなんですか?

宮崎:飲食店に重きを置いていた気持ちが、少しずつプロレスに傾いてきたんです。私はプロレスが好きです。飲食店に10ある気持ちが1だけプロレスに向かうとどんどんプロレスに引き寄せられていく。

自分の中で、「飲食店:プロレス=5:5」だと思っていた。でも他の人に「8:2でプロレスに気持ちがいってない?」と言われた時、言い返す言葉が見つからなかった。それで飲食店を辞めました。

<(5)に続く>

<インフォメーション>
2.18(土) 川崎・ディアナ道場で宮崎有妃選手と旧姓・広田さくら選手、狐伯選手の三つ巴戦が行われます!詳しくはプロレスリングWAVE・Webサイトをご確認ください。

宮崎有妃Twitter
宮崎有妃Instagram

取材・文/大楽聡詞
写真提供/プロレスリングWAVE

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