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日曜日限定復帰
――宮崎選手は2015年7月20日WAVE後楽園大会で正式に復帰しましたね。
宮崎:飲食店での定休日は日曜日。当初は定休日を利用し日曜日限定で試合に出場していましたが、日曜以外にも少しずつ試合が増えていきました。
飲食店は私を含め社員が3人。お店はバイトを増員し、なんとか回しましたね。
あとでGAMIさんから聞いた話ですが、私の復帰についてWAVE内で賛否を取ったら反対意見はなかったそうです。それがメチャクチャ嬉しかった。
――ここまで話を伺って宮崎選手は人間関係を大切にする人だと感じました。ところでNEO解散の時、宮崎選手はプロレスを辞めなくても良かった気がします。
宮崎:(少し考えて)辞めなくて良かったんですけど、どうかな…タニーと田村に言われたわけではないけど、絶対に3人で辞めた方がNEOの最後に相応しいと思ったんですよ。
2010年5月5日、NEOの解散が発表されました。この大会で井上京子さんは「団体との方向性の違い」で退団。NEOは私と田村、タニー、野崎渚、勇気彩、飯田美花の6人の団体になりました。
客観的に、「田村、タニーと一緒に引退する方が絶対にキレイなNEOの終わり方」だと思ったんです。ただ唯一の心残りは「デスマッチ」。
引退する人は引退バブルがあり、自分の団体だけではなく他団体からも声がかかります。その状況でレスラーは感覚が研ぎ澄まされていきます。