――そして1.29後楽園ではKO-D無差別級王座を賭け火野裕士選手と対戦します。火野選手とは昨年「D王GP」で戦い30分フルタイムドローでした。
樋口:過去にKO-D無差別級ベルトも巻いている。すでに前哨戦で何度か戦っていますが「勝つイメージ」が浮かばないんですよ。
――まもなく対戦ですよ?
樋口:これまで戦った相手全員に言えることですが、試合前「勝つイメージ」はない。勝つか負けるかなんて、当日リング上に立たないと分からない。もちろん試合前、対戦相手を想像しイメージトレーニングをします。でもイメトレ通りに試合は進みません。試合当日、リング上で相手と対峙し肌を合わせないと分からない部分が大きい。
ただ火野さんとの対戦は、昨年「D王GP」での戦いとは違ったものになると思います。とにかく自分がやれることは、1試合1試合集中して「いいプロレス」をお客さんに提供するだけ。その思いは火野戦でも変わりありません。
<おわり>
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樋口和貞Twitter
取材・文・編集/大楽聡詞
写真提供/DDTプロレスリング