――練習している場所も地域によって様々。それを紹介できるのはオンラインだからこそできる取り組みですね。
江盛:これまでと同じようにレースは行ってもらいます。ただレース後、選手たち同士で交流を持てる時間を提供したい。具体的なことはこれから詰めますが事前に各地域からアンケートを集め交流を持ちたいですね。
夏場の大会で選手同士が会った時、「エルゴ大会で話したよね?」「練習場所は桜の木キレイに咲いた?」とか話すキッカケになれば嬉しいですね。
――今後、エルゴ大会はどのような形にしていきたいと思っていますか?
江盛:2020年川口で大会を開催していた時、ウエイトリフティングや他競技の選手にエルゴ参加していただき競技の難しさや面白さを知ってもらいたいとか、イベント会場の規模を大きくしたいと考えていました。
ただ競技の拠点を加古川にすることで形を変えることになります。加古川を盛り上げる意味で「オンラインエルゴ大会」が一つのツールになるかもしれません。
また現在、各地域、学校の体育館等を利用し大会に参加して下さっています。例えばこれを各地のショッピングモールで開催すると参加者以外の人たちに知ってもらえる可能性もあります。買い物に来た人にも大会に参加していただける。
カヌーに触れていただくキッカケになりますね。ただ運営費等の問題もあるので、それらをクリアできれば将来的に開催したいですね。
――第3回大会開催に対する意気込みをお願いします。
江盛:当初、第2回大会のエントリーは250名前後でしたが、コロナのオミクロン株が流行し感染者数が増加し「第6波」が拡大。大会直前で棄権する方々が増え参加者は150名でした。
今回は現時点で参加者が250名、加古川会場で60名近くの参加者が予想されます。過去最大300名を超える参加者になるかもしれません。
それに東京オリンピック カヌースプリント競技の日本代表 藤嶋大規さんが参加してくれます。是非、一流選手の姿を感じて欲しいですね。
そして大会が終わった時「過去最大の規模、第3回大会成功しました!」と言えるようにしっかり運営体制を整えたいと思います。
<インフォメーション>
2023年1月28日(土)第3回オンラインエルゴ選手権大会が開催されます。詳細はカヌーホームWEBサイトをご確認ください。
取材・文・編集/大楽聡詞
写真提供/カヌーホーム