【DDTプロレス 遠藤哲哉】D王GPを制しKO-D無差別級王座奪取、「終わりよければすべてよし」の1年にしたい!

――4月からAEWに参戦している竹下選手が4ヶ月ぶりに帰国しました。久しぶりに竹下選手を見て、どう感じましたか?

遠藤:「伸び伸びプロレスをしているな」と。日本にいる時から好き勝手にやってたけど、拍車がかかったと思います。それが彼の良さですけど(笑)。

――僕は帰国した試合を観て「会場の1番後ろのファンにも届くプロレスをしている」と感じました。

遠藤:竹下は身体も大きいしパワーもある。日本で使っていた小技とかは必要ない。海外に行き、向こうから求められる需要と供給がマッチして今のスタイルになったと思います。

――遠藤選手は海外に行くことは考えていますか?

遠藤:長期で行くことはないですね。一緒に住んでいるカブトムシとクワガタが心配なので(苦笑)。誤解してほしくないのは海外を否定しているわけではない。今はDDTのリングで戦いたいです。

――そしていよいよ11.1後楽園大会よりD王GP 2022が開幕。D王GPは出場選手をA.Bブロックに分けリーグ戦が行われます。遠藤選手は過去5回出場し、2019年の第3回大会が準優勝。夏に行われるKING OF DDTトーナメントでは2017年と2020年と2回優勝しています。トーナメント戦に比べるとリーグ戦は苦手な印象がありますが…

遠藤:苦手か…そんなに意識したことはないです。ただ今回出場者全員、D王GPの優勝経験がないんですよ。

――ということはどの選手が優勝してもD王GP初戴冠になるのですね。今回、遠藤選手はAブロックにノミネートされています。同ブロックは佐々木大輔選手、上野勇希選手、吉村直巳選手、ジョーイ・ジャネラ選手、RSP(リッキー・シェイン・ペイジ)選手。初戦が昨年のD王GPで敗れている上野選手ですね。

遠藤:昨年のD王GPでは敗れましたが、今年5月の横浜では勝っているので苦手意識はないです。RSPはネットで調べたら結構デカい選手でしたけど、体格以外の情報がないのでやっとみないと分からないですね。

――僕は11.3横浜で戦う佐々木大輔戦が優勝決定戦出場の鍵になると感じています。

遠藤:DAMNATION(ダムネーション)が解散して1年以上経ちますけど、リング上で一切対峙してこなかった。シングルは2020年11月の大田区以来2年ぶり。

佐々木は僕の想像を必ず超えてくる。だから僕も彼の想像を超えなければいけない。具体的に言えば彼はカブトムシやクワガワ等の昆虫が大嫌いなので、いつでも出せるようにリング下に準備しようと思います。秋山さんに見つからないように(苦笑)。

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