【DDTプロレス 遠藤哲哉】D王GPを制しKO-D無差別級王座奪取、「終わりよければすべてよし」の1年にしたい!

――前回の取材時、遠藤選手の体重は87kg。ハイフライヤーとして体重には気を使っていると思いますが、現在は増量されているのでしょうか?

遠藤:昨年末のD王GPで93kg前後まで増やし、今年に入り体重を落としました。ただCyberFight Fesで脳震盪になり「体重を落としすぎるのも身体の負担になる」と思いました。それで増量し、現在は約91kgです。85kgがベスト体重でしたが、プラス6kg。この体重がだんだん身体に馴染んできています。

――遠藤選手は夏のKING OF DDT 2022を欠場し7.24後楽園ホールで復帰しました。メイン後、リング上のKO-D無差別級王者 樋口選手に呼び出され8.20大田区の挑戦者に指名されました。しかし遠藤選手は「樋口からの指名ではなく、俺の気持ちで8・20大田区、俺に挑戦させてくれ」と。

遠藤:樋口は6月CyberFight Fesで同じ試合のリングに立っていた人間として責任を感じていると思うんです。だから挑戦者として俺を指名してきた。でも俺としてはDDTのみんな、そしてファンに安心してもらうために自分の意思で樋口の持つKO-D無差別級タイトルに挑戦表明しました。

――挑戦表明した後、コロナに罹り6日横浜、7日宮城、11日千葉と3大会欠場しました。特に宮城は遠藤選手の地元なので残念でしたね。

遠藤:正直、脳震盪での欠場より精神的にシンドかったです。本当に落ち込みました。あとコロナの後遺症なのかどうか分からないですけど、抜け毛が増えましたね(苦笑)。

――8.14後楽園で、前日13日に放送された「プロレス総選挙」にDDTの選手がランキング入りしていなかったことに触れ、憤りを感じていましたね。

遠藤:あれは無視できなかった。みんな気にしているのにリング上で口にしない。でも口に出さないと変わらないこともある。だから敢えてリング上で発言しました。

樋口は「自分は(ランキングに入らなくても)いいですよ」というタイプ。でもそれではダメなんです。現在、彼がDDTの顔であるKO-D無差別級チャンピオン。実力だけでなく人気もなければいけないと思います。

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