関西独立リーグ 兵庫ブレイバーズ 川崎大介代表「地域と野球を結びつけられるこの仕事に魅力」解散危機を乗り越えた11年の歴史

10月よりアカデミー事業を再開

川崎代表が運営する球団は今季、いよいよ単年で赤字がなくなる見込みである。広告の販売やスポンサー、事業の拡大といったさまざまな経営努力の成果が数字となって表れようとしている。

ただ、選手は現在無給でプレーしているということもあり、更なる収益の強化が必要であるのも事実。今月から”主力事業”である野球を通じた新たな取り組みを始めた。

「アカデミー事業を再構築しようと取り組んでいます。実は3年前までやってたのですが、収支の関係から一旦クローズしていました。ただ、事業展開を考える中で、我々は野球チームなので野球を仕事にするべきだろうと。ちょうど1人OBが何か力になれないかと来てくれたので、彼ともう1名コーチとして担当してもらおうと10月から始めることになりました」

10月からアカデミーを再開させた

コーチと話し合い、入念な準備を重ね今月から本格再開を果たした。地域に根差したチームらしく、小中学生に向けた野球教室の他、今後対象は大人にも拡大していく構想を持っている。

同時に中学生のチーム「兵庫三田ポニー・ブレイバーズジュニア」を発足させ、ポニーリーグに参入した。兵庫県の野球人口を広めるべく、底辺拡大の一助となる。

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