――家族構成を教えていただけますか?
菅:父・母・私と妹が2人います。全員、柔道やっています、柔道一家ですね(笑)。ただ両親が厳しい人で、外では柔道禁止命令が出ていました。
――小さい頃から柔道をされていたと言う事ですが、周りの同世代の女の子と遊びましたか?
菅:遊びましたよ(笑)。でも「鬼ごっこ」とか外で遊ぶ方が多かったですね。
普通の女の子と感覚が違ったかもしれません。小学生の時はモーニング娘。が好きでしたが、中学高校になると、周りがジャニーズとかアイドルを追っかけている中、私は強い男性に惹かれるようになり「山本“KID”徳郁」さんが憧れの人物でしたね。
多分、強い男性に惹かれるのは妹2人も同じだと思います。やっぱり「自分より弱い男の人は、ちょっとな」と(笑)。
――高校卒業と同時に柔道は引退されたと伺いましたが、柔術はどういった経緯で始めましたか?
菅:長い期間、柔道をしていたので就職した後も何か物足りなさを感じていました。ずっと仕事しながら「何か格闘技をやりたい」と思っていましたね。
私は一番下の妹と10歳離れています。柔道と柔術はつながるところがあり、妹が柔道のために柔術を習い始めたんですよ。その妹から「柔術、すごい面白いよ」と言われ、誘われて体験会に参加したら「ちょっと面白いかも」と思い、ジムに通い始めました。それが今から約3年前の2017年ですね。
――3年前に格闘技の世界に戻ってきて、その後快進撃ですね。約5年のブランクが有ったのに、いきなりブラジリアン柔術世界選手権2018アダルトライトフェザー級で3位入賞。柔術始めて、どのくらいの期間で入賞したのですか?
菅:1、2年ですね。運が良かったんです(笑)。みんなに驚かれますが、柔道というバックボーンがあったのが大きかったと思います。