――そして3連戦の最後がピアレスティーンズロードのタッグパートナー SAKI選手でした。
野崎:SAKIちゃんとは今年何度も対戦しているし、お互いの手の内も知り尽くしている。でも最終戦は是が非でも勝つ必要があった。今まで蹴って勝ったことはあるけど、締め落としたことはなかった。だから「前日(7.2)同様に絞め技を使えばチャンスがあるかも…」と思い、今まで使っていなかった絞め技 BLACK OUTを使いました。
【プロレスリングWAVE 6.1新宿大会】ピアレスティーンズロード対決
――なるほど。野崎選手の引き出しの多さを感じました。2ヶ月以上に及ぶCATCH THE WAVE 2022、最後に残ったのはプロエミネンスの鈴季すず選手です。なぜレジーナのベルトを賭けることにしたのですか?
野崎:すずは若くして勢いと実力を兼ね備えているレスラー。鈴季すずだからこそベルトを賭ける価値があると思ったからです。
私は7.3名古屋大会でSAKIちゃんに勝利しマイクで大会を締めました。リングアナが退場のアナウンスをしている時、「ちょっと待って」と。
すずとはタッグを組んだこともないし対戦したこともない。本当に初対戦なんです。「すずと波女をかけて試合をする」と決まった時、直感で「レジーナを賭ければ、さらに面白い試合になるんじゃないか?」と。
――7.17後楽園は「波女」を決めるだけで十分なはず。万が一、野崎選手が負けたとしても、鈴季すず選手は波女になりレジーナに挑戦する権利が与えられる。今回レジーナを賭ける必要があったのかと…野崎選手にとってリスクしかないじゃないですか。
野崎:あっ…全然考えてなかったです。勢いで言っちゃいました(笑)。でもここまで来たら勝てば良いだけ。
それに私は今年「波女」を取れなかったら終わりだと思っています。自分を追い込むために大事なベルトを賭けた気がしますね。
2019年にWAVEがReboot(リブート)してから波女になっていない。波女の称号だけを狙う戦いよりベルトという守るべきものを賭けた方が、自分自身強くなれると思ったんです。
――今年「野崎渚」は攻めてますね。
野崎:攻めてますね、自分を追い込んでるし。(少し考えて…)でもお客さんが盛り上がってくれたら、それで良いかな。
――最後に7.17後楽園ホール、鈴季すずとの対決に向けて意気込みをお願いします。
野崎:1度も肌を触れたこともないレスラーとベルトを賭けたことも波女を争うこともなかったので、本当に楽しみなんです。もしかしたら噛み合わないかもしれない…絶対にないと思いますけど。すずとは熱くて激しい試合ができると確信しているので、それを楽しみつつ波女の称号獲得と大切なベルトを守ってCATCH THE WAVE 2022を「これがWAVEだ、野崎様の決定」で締めたいと思います。
<インフォメーション>
7.17後楽園ホールにて女子プロレス界最大の大会『CATCH THE WAVE 2022決勝戦〜Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合〜』<王者> 野崎渚vs<挑戦者>鈴季すずが行われます。
日時:7月17日(日)後楽園ホール大会 10:30開場/11:30開始
詳細はプロレスリングWAVEのWEBサイトをご覧ください。
今回、7.17後楽園大会プロレスリングWAVEペアチケット5組10名様にプレゼントします。詳しくは まるすぽ Twitterをご覧ください。
野崎渚 Twitter
プロレスリングWAVE Twitter
取材・文・編集/大楽 聡詞
写真提供/プロレスリングWAVE