――小橋さんは練習のエピソードを沢山お持ちですが、「Fortune Dream」に出場する選手も練習をしっかりしているイメージがあります。そういう選手を小橋さんが選んでいると感じました。

小橋:それはありますね。あと40歳を過ぎても鍛えている選手に出場してもらいたいと思っています。

――レスラーを引退された後、プロレス業界から離れる方もいますが、小橋さんは解説やタイトル戦の特別立会人として積極的にプロレスに関わっているように思います。

小橋:プロレス界に育ててもらったので恩返しできたらと思っています。有難いことに解説や立会人のお話を頂ける。こういった話を頂けるのは本当に嬉しいことですね。今後も出来る限りプロレス界の発展に尽くしたいと考えています。

――タイトル戦の際に小橋さんがリングに上がると良い意味で「ピリッ」とします。「いよいよメインイベントのタイトル戦が始まる」と感じますね。

小橋:立会人として自分がリングに上がることで「タイトルマッチ始まる」と思ってもらえたら嬉しい。やはりタイトルマッチはチャンピオンや挑戦者、もちろんお客さんにとって特別なもの。「いよいよタイトルマッチが始まるよ」と会場の空気を変えたい思いはあります。

――ところで今回の出場選手の中に鈴木みのる選手の名前がありました。鈴木選手はどのような経緯で参加が決まったのでしょうか?

小橋:「Fortune Dream」に鈴木みのるが出場したら面白いだろうな…と思っていたらアメリカからビデオが送られて来て「出てやってもいいぞ」と。そこまで言うなら「出してやってもいいかな」と(笑)。

――鈴木選手を含め、今回初出場の選手が多いですよね。その中で驚いたのがDDTプロレスの遠藤哲哉選手です。「Fortune Dream」は「力vs力の戦い」というイメージを勝手に抱いていましたが、飛び技を主体とした遠藤選手がメインに登場しますね。

小橋:遠藤くんは新生バーニングを結成し「バーニング」を継承してくれました。彼の最近の戦いを見ると「気持ちが入っている」のを感じますね。気持ちが込められているから一つ一つの技の説得力が増している。飛び技だけでなくグラウンドにも対応できる。パワーも付いてきた。それで声を掛けさせて頂きました。

【DDTプロレス 遠藤哲哉】約1年ぶりのKO-D無差別級王座戴冠へ

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