【DDTプロレス 遠藤哲哉】激動の2020年(後編)

――初戦の秋山選手以外に、気をつけなければいけない選手はいますか?

遠藤:気をつけているというか、同じBブロックで一回もシングルで勝った事がないのが1人だけいて、高尾蒼馬さんですね。2年前のD王GPでも負けているんですよ。

――高尾選手は、やりにくい相手ですか?

遠藤:どうですかね。自分は現在、KO-D無差別級のベルトを持っています。2年前とは立場も変わっているので、僕の中では「自分の方が優位に立てている」と思っています。

――勝俣選手は、どうでしょう?最近、他団体にも参加されて力を付けてきていると思いますが。

遠藤:大日本に参加して経験を積んでいますよね。最侠タッグトーナメント2020も伊東竜二選手と組んで準優勝したし。勝俣本人は、以前よりレスラーとして充実していると思います。

――樋口選手と一勝一敗なので、その戦いも期待しています。10月の後楽園、KO-D6人タッグとKO-Dタッグの連戦で一番タフなのは樋口選手だった気がします。

遠藤:あいつ意外とスタミナあるんですよ。

――ところで2020年、遠藤選手のレスラー人生の中でも、かなり濃密な時間を過ごせたように感じますが、自分的にはいかがですか?

遠藤:自分の中では激動の1年間でしたね。昨年末、D王GPの優勝決定戦に負けて、どん底に落ちましたが、年越しプロレスで優勝して、ちょっと盛り返しました。2月に挑戦剣を取ったところで、KO-D無差別級のベルトが視野に入ってきました。

そして6月、田中選手に勝って一気に上がって、今年下半期は、その勢いのまま来ていますね。このまま「D王GP」も制覇したいです。

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