【ガンバレ☆プロレス まなせゆうな(3)】「私も幸せになるため、最後にプロレスを頑張ってみたい」と考えた時、一緒にいるのがガンプロの人がいいなって思いました。

■東京女子参戦終了とガンプロ入団

――2020年7月23日に東京女子プロレスのレギュラー参戦を終了し7月26日にガンバレプロレスに入団しましたね。

まなせ:本来の自分はガンプロで戦っている現在のまなせゆうなです。でもなっちゃんにケガをさせたことで「ぽちゃ女」以前の「東京女子にいても何もできないのではないか」という感情が蘇ってきました。

私は東京女子が大好きです。だからこそ「大好きな東京女子に溶け込もう」「東京女子の一員になろう」とした結果、なにも無くなっていた。年齢が30歳を過ぎたこともあり色々と思うこともありました。30歳って人生で一区切りじゃないですか(苦笑)。

そんな時、東京女子の現場にガンプロの翔太さんが来てくれました。私は翔太さんに技の相談をしていました。東京女子のプロレスの特徴の一つに素早さがあります。でも私にはできない。翔太さんは「身体が大きいなら大きいなりのプロレスもあるよ」とアドバイスしてくれました。彼は様々な団体に上がり、いろいろなプロレスを見ている。私は東京女子の枠にハマろうとしていた。遡ればデビューはスターダムだし、次はアクトレス・ガールズ。でもプロレスの枠はそれだけではない。

翔太さんは「もしレスラー『まなせゆうな』が終わりを迎えるのであれば、もっとすっきりとした形で終わらなければいけないのでないか。可能性があるのに今の状態で辞めてしまうのはもったいない」と言ってくれました。

そこで「ラストラン」を考えた時、東京女子を離れる決意をしました。「今の私は東京女子に『ただいるだけ』のレスラーになってしまう。レスラーとしての価値がない」と。

それと翔太さんの「プロレスは広いんだよ」という言葉を聞いて大好きな東京女子をでて、もうひとあがきしてみようと思いレギュラー参戦を終了しました。

その発表の後、1番最初に声を掛けてくれたのがガンプロ。2番目がスターダムでした。スターダムは東京女子参戦終了を発表した日に連絡をくれました。「こういう試合があるけどどう?」と。スターダム代表のロッシー小川さんは離れていても私を気にかけてくれる。結果的にガンプロを選んだけど、小川さんのことは大好きだし尊敬しています。

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