――白石といえば、パフォーマンス集団 白Aの陽平さんとのやりとりがライブ配信されました。学生時代、一緒に新体操をした同級生と全く違った場所でやりとりをするのは、どういった心境ですか?
遠藤:プロレスをやっていて良かった、と思いますね。人との縁というのは繋げた方が良いんだと実感しました。
中学の同級生で連絡先を知っているのは陽平と新体操部のメンバーくらいなんですけど、去年の12月の白石大会で中学の同級生が観に来てくれたんですよ。卒業以来、会う事ができて本当に嬉しかったですね。
だから定期的に白石でも大会をして行きたいです。今、陽平は白石市に住んでいるので、次の大会ではもっと人を呼んでくれると期待しています(笑)。
――そして11月3日大田区大会、佐々木大輔戦。昨年4月アメリカで竹下選手のKO-D無差別級に佐々木選手が挑んで、勝利した佐々木選手に遠藤選手が「いつどこ挑戦権」で戦って以来ですね。
遠藤:そうですね。お互い体力フルで戦ったのは2018年8月の「KING OF DDT」のトーナメント決勝以来です。
――久しぶりに戦ってみて、いかがでしたか?
遠藤:組んでいたので、佐々木大輔というレスラーは分かっているつもりでしたけど、新鮮さを感じましたね。組むのと、対角に立つのは全然違うと思いました。
――改めて、佐々木選手の凄さは何ですか?
遠藤:大田区の試合に関しては、「試合中、この人死ぬことを恐れてないな」と感じましたね。
――コーナーポストから場外フェンスの外の遠藤選手に飛びましたね。
遠藤:外にバンバン飛びました。テクニックがあると思われがちですが、ビッグマッチだと佐々木大輔の「死ぬ覚悟」が伝わってきますね。負けっぷりも良いんですよ。武士のような「潔さ」がありますよね。
――そして、石川修司選手がエンディングに登場しました。あれはどう思いましたか?
遠藤:ポカーンとしました。「この試合の余韻に浸れないんだ…」という(笑)。
相手(佐々木)も知らなかったですからね。メインで戦った2人が石川選手の登場を知らないという。あの黒幕は音響さんだという説もあります。あのタイミングで、あの曲を流せるのは音響さんしかいないですからね(笑)。
<後編に続く>
<インフォメーション>
DDT最強レスラーを決めるシングルリーグ戦「D王 GRAND PRIX」が、いよいよ11/22後楽園ホールで開幕。現KO-D無差別級王者の遠藤哲哉選手は、昨年準優勝。今年の覇者は誰になるのか?
詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで生配信されます。