【DDTプロレス 遠藤哲哉】激動の2020年(前編)

――ケニー選手とは戦いたいですか?

遠藤:やってみたいです。これはやらなければいけないと思っています。それもKO-D無差別級のベルトを持っているうちにやりたいですね。

――ファンも期待していると思いますよ。そのケニーが来日できないという事で11.3大田区、佐々木大輔戦が決まりました。これは遠藤選手の中で想定していた事ですか?

遠藤:そうですね。「ケニーがダメなら佐々木大輔」というのは、僕の中で決めていました。大田区のメイン、他にも注目されるカードは有ったと思います。でも、自分のわがままを通しました。どうしても戦いたいと相手として。

――どうして、そこまで戦いたかったのですか?

遠藤:今の僕があるのは、佐々木大輔のおかげです。ここから僕が一つ上のステージに行くには佐々木大輔を倒して、また「新たな」遠藤哲哉を見せなければいけない、という考えがあり指名しました。

――9月27日、後楽園大会でDAMNATIONの同門である佐々木選手を追放しました。あれは敵としてキチンと向き合いたい、という気持ちがあったからですか?

遠藤:それもありますけど、追放に関しては向こう(佐々木)から仕掛けてきましたから。そこはお互い読み合いですよね。

――リングに上がるまで遠藤選手は、佐々木選手の追放は考えていなかったという事ですか?

遠藤:いや、一応裏ではDAMNATIONのメンバーに話していました。「もし向こう(佐々木)が追放とか仕掛けてきたら、どちらに付くかは自分たちで考えて欲しい」と伝えました。そしたら、ものの見事に皆んなが僕に付いてくれましたね。

――最後の最後、大田区の試合中にマッドポーリー選手が裏切りましたけどね(笑)。

遠藤:確かに、あいつだけはDAMNATIONの中で裏切り者だと思っていますから(笑)。

――この時期、故郷の宮城県白石市の観光大使に就任しました。気持ち的にいかがですか?

遠藤:シンプルに嬉しいですね、やっぱり19年間過ごしていた場所なので。でもまだ知らないこともあるので、白石市の新しい魅力を探っていきたいですね。

まずは入場のガウンに「白石市の文字と紋章」を入れて、少しずつPRしていきます。

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