その間に公式戦も中止となり流動的な対応を迫られながらも、企画の進捗を止めることはしなかった。
「子どもたちも『選手を間近で見たい』『近くでサポートをしたい』といった体験をしたいのではないかと思います。ただ、何より優先すべきなのは選手がベストコンディションで試合を行うことです。球団や現場の方たちと何度もすり合わせをして、どこに落としどころを見つけるかを話し合いました」
そして企画は固まっていき、3月下旬には正式発表するまでに至った。
「参加してくれる子どもたちにとって特別な思い出になることは大前提です。さまざまな側面からスポーツを好きになって、プレーする子どもたちが増えてほしいと願っています」
と事前の取材では開催に向けて想いを語っていた。